小鉢ひろかの旬だより

NO.25 野菜で迎える新年!手作り野菜おせち

信じられませんが、もう2021年もあと2週間。今年はどんな1年でしたか?

私は新しい学びを沢山したので、とにかく出来ない自分に焦ったり落ち込んだりと苦しいことが多い年だった気がします。でも、苦しんだ分だけ視野と縁が広がりました。特に、経済産業省の起業家プログラム 始動next innovator 2021に合格し、学んだことは本当に力になりました。一人でできなくても、力を合わせると叶う夢がある。来年は自分の専門性を高めることと強いチームを作ることに力を入れたいなと思っています。がんばるぞ〜!

お正月は野菜不足?実は多い縁起野菜

お正月といえば、おせちにお雑煮と特別な料理が並びますね。正月だけで2kgほど体重が増えたこともあります、、(照)

蟹に牛肉、おせちなどご馳走が並び、お正月は野菜不足を感じたことはありませんか?確かにお正月料理とサラダの組み合わせは違和感がありますが、実は正月にこそ食べたい野菜があるんですよ。それは「縁起野菜」と呼ばれ、幸せを運ぶ野菜として特におせちに多く使われています。

 

れんこん:将来の見通しが良い(沢山開いた穴が「見通しがきく=将来の見通しが良い」という縁起を担いでいる)

しいたけ:神様へのお供物(昭和以前はしいたけは大変貴重で高価だったため、神様へのお供物として珍重された)

にんじん:寿(よろこび)(紅色がおめでたい色)

ごぼう:家や家業が代々続くように(地中に細く長くしっかり根を張るところから、代々続く幸せを願う野菜)

里芋:子孫繁栄(子芋がたくさんつくところから、子宝の意味合いがある)

大根:神聖さ(真っ白な色から、清らかな生活への願いが込められている)


その時にある旬の野菜を大切に頂く、そんな知恵と思いが受け継がれているので、冬の根菜類が多めですね。きゅうりやナスなどの夏野菜は使われてないのがポイントです。私は、旬を変えてまで野菜を食べる必要はないと思っているので、昔の皆さんの知恵の詰まったおせち野菜が大好きです。

とはいえ、市販のおせちには意外と野菜が少なかったり足りなかったりするものです。3段重のおせちを全て作るのは大仕事ですが、野菜のおせちだけ手作りするのはいかがでしょうか。今回は初めての方でもできる料理を3種類だけ紹介します。新しい年の自分の食事を、自分で作った縁起料理で迎えてみませんか?

1人暮らしでも作りやすい!簡単野菜おせち3品

「煮しめ」は、“煮汁がなくなるまで時間をかけてじっくりと煮る” 料理で、お正月はもちろん祝い事や節句など、人がたくさん集まるときにも振る舞われてきた縁起の良い料理です。

特に正月は縁起の良い「野菜の切り方」も特徴です。花にんじんや六方芋などは動画で切り方も紹介しています。丁寧に仕込むと来年も良い年になる気がします。材料も少なく作っているので、ぜひお試しください。

レシピ動画はこちら から(^^)

にんじんと大根で作る「紅白なます」には、柚子を効かせてさっぱりと仕上げました。柚子を少し入れるだけで、グッとお店の味になるので、ぜひ入れるのがおすすめです!動画では、柚子の使い方を紹介しています。
おせちは日持ちを考えて加熱した料理が多いので、生で食べるビタミン類などの損失の少ないなますは、ぜひ作りたいおすすめの料理!覚えておけば、普段の箸休めの1品としても使えますよ。

レシピ動画はこちらから(^^)

手作りすれば甘味も調整可能な「栗きんとん」。今回はクチナシなし、裏ごしなしのお手軽栗きんとんを紹介します。クチナシの実は、入れることでより黄色がきれいに出るので、入れた方が一般的ですが、私は自然なさつまいもの色でも十分だと感じます。

以前のコラムでさつまいもを砂糖なしで甘くする方法をご紹介しています。ぜひおいしいさつまいもを買って、砂糖に頼らない自然な甘味で作ってみてくださいね。動画では、滑らかに作るためのさつまいもの切り方をご紹介。裏ごし面倒ですからね…。ちょっとしたポイントで料理はグーンと楽になりますよ。

レシピ動画はこちらから(^^)

以上のレシピについては、レシピだけまとめたものも公開していますので、ぜひご活用ください。

来年もたくさんの幸せが皆さんに訪れますように♪

次の更新は年明け1/17(月)です!いつも私のコラムを読んでくださり、本当にありがとうございます。2022年も皆様にとって、良い年になりますように。

また来年もよろしくお願いします〜!

 

 

小鉢 ひろか/社会問題を料理で解決する 料理コンサルタント
instagram: https://www.instagram.com/kobachi_hiroka/

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