小鉢ひろかの旬だより

NO.30 畑の中まで想像しよう!どこまで食べる?ブロッコリー

先週、近所の貸し農園さんの畑がまっさらになりました。

練馬区は農業体験の制度が整っており、1年単位で自分の畑を作ることができます。春蒔きの夏野菜、秋蒔きの冬野菜と多くの品種の成長を体験できるのが良さだなと感じています。

選考は20倍で私は残念ながら当たることはできませんでしたが、いつもお散歩がてらに皆さんの畑の様子を観察するのを楽しみに過ごしています。

そんな貸し農園も次のシーズンに向け、土作りが始まっていました。春はもうすぐですね。

ブロッコリーが食べられるのは茎だけじゃない!

今週の特集はブロッコリー。寒さを好む野菜なので、旬はこの春まで。夏は長野や北海道など、冷涼な地域で栽培されたものがクール便でやってきたり、アメリカ産のものが主流になります。

夏でも食べられないことはないですが、そこまでして食べなくても良いと思う派です。夏は夏のおいしい野菜がありますからね。ブロッコリーが心から楽しめる時期はあと少し。

ブロッコリーといえば、茎も食べる啓蒙が進んでいますが、実はまだ食べられる部分があるのをご存知でしょうか。

私は前職で八百屋勤務をしていたのですが、その時はブロッコリーは畑ごと買い付け、畑に残る茎や葉っぱまで送って頂き、スムージーやカレーなど料理に活用していました。

ブロッコリーは畑にできた状態からすれば、私たちの元に流通しているのはほんの一部。茎や葉は加工しないと繊維が強くて食べにくいですが、頂いている命を無駄にしないようなお取り組みが進むといいなと思っております。

ブロッコリーはゆでるより、焼くのがおすすめ!

旬のブロッコリーは何より甘味が違います。寒さに耐えた勲章としてグッと甘みをつけたブロッコリーは、ゆでてシンプルにマヨネーズもおいしいですが、その甘みを薄めないように焼いて食べるのはどうでしょうか。

フライパンにブロッコリーと水をスプーン1杯いれて蓋をして蒸し焼きにすると、味が凝縮されたような濃厚なブロッコリーの味わいが楽しめます。オリーブオイルと塩でもおいしいですし、写真ではねぎ塩タレをかけて焼き野菜を華やかにアレンジしています。

いつも小さな木のようにフサにして切っているようでしたら、角切りにするのもおすすめです。コーンとカレー粉と一緒に炒めれば、ダイエット中の主食サラダとしても使えます。

レンジで調理するならば、一緒に味をつけてしまうのはどうでしょうか。ブロッコリーと一緒に、にんにく、オリーブオイル、塩を入れてレンジで加熱すれば即席のペペロンチーノ風に!あと一品に困ったときに使えるテクニックです。

捨てられがちなブロッコリーの茎は、花形に抜いて飾り切りをするとお弁当のアクセントに使えますよ。詳しい切り方は動画でも解説しているので、私のInstagramをどうぞご確認ください。

クセも少なく、お子様でも食べやすいブロッコリー。茹でるだけでは勿体無い!さまざまな調理法で楽しんでみてください。

今週末は北海道に、福島に!

お仕事で外に出る機会が増えてきました。半年ほど勉強詰めでほとんど家でお仕事していた私ですが、最近は毎日外出が入ります。できるだけ現場を見て、専門でやっている方と直接話を聞く。何よりの学びですね。北海道は旭川からの雲仙岳です。寒いと聞いているので、風邪をひかないように行ってきます!

 

また次回の更新で、火曜朝6:00にお会いしましょう。

小鉢 ひろか/社会問題を料理で解決する 料理コンサルタント
instagram: https://www.instagram.com/kobachi_hiroka/

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