ベジフルサポータージャーナル

北海道札幌中心部から10分!秘境で育つ「越冬小松菜」

まつのベジフルサポーターレポート

北海道のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエの福島陽子です。

札幌は、冬の代表的なイベント「さっぽろ雪まつり」の季節を迎えています。
越冬小松菜
今回は、雪まつり会場の大通公園からも車ですぐ行ける、自然豊かな秘境で育つ甘い越冬小松菜をご紹介致します。賑やかな札幌市街から大倉山ジャンプ競技場方面にクルマを走らせ約10分、「谷口めぐみ農園」がある小別沢は喧騒を離れた山間で、小川のせせらぎに囲まれた場所にあります。

「谷口めぐみ農園」谷口めぐみさんにお話を伺いました。こちらでは越冬小松菜を初め、採れたてアスパラガス、白いとうもろこし「雪の妖精」など、季節ごとに美味しい野菜を栽培。化学肥料、農薬を極力使わず、馬糞とワラの堆肥を使用し、自然に寄り添った農業をしています。越冬小松菜はもう虫がいない時期に育つので、農薬などは使用せずに済みます。夏は野菜直売所にて毎日採れたての野菜を販売。私もめぐみさんが作る野菜のファンの1人です。

雪の中に佇むハウスを覗くと、一面に小松菜が広がっていました。秋に種を植え、10月、11月にある程度小松菜を成長させます。雪の降る冬に寒暖差をじわじわと経験させ、いよいよ2月、本格的な収穫期を迎えます。

この日は札幌市の気温がマイナス6℃。無加温のハウスで厳しい寒暖差に耐える小松菜の葉は、若干凍っていました。

それでも根っこはしっかりしており、生き延びようとしている小松菜たち。凍るとだめになってしまう野菜も多いですが、小松菜は寒さに強く、自分で糖分を蓄えながら乗り越えるため、甘みが増して美味しくなります。見た目は小振りで可愛らしい越冬小松菜ですが、しっかりと根を張り、収穫の時期をじっと待っている姿が健気で生命の力強さを感じます。

「川が目の前にあり、山から流れる栄養たっぷりの水を使えるのは、野菜にとって凄くいい環境です。」とめぐみさんはおっしゃいます。豊かな自然に恵まれた小別沢。鳥の声と小川のせせらぎに抱かれた農園は道路とも隣接していないので、秘境のような空間ですが、感度が高く賑やかな商店街が集まる円山地区からのアクセスも便利なので、販売面でも恵まれています。

ここ小別沢の農家に生まれ、井戸水を飲みながら育ったというめぐみさん。「なんでうちは水道じゃないの?」と違いを感じた時期を経て、今では自然の生活を体験出来てよかったと感じているそうです。

めぐみ農園の越冬小松菜は、1kg単位にまとめて販売されます。ハウス入口の株から順に奥に向かって収穫され、毎年約1トンくらい採っているとのこと。厳寒の中、一株一株丁寧に収穫する地道な作業です。

江戸時代から小松菜は霜に当たったものが美味しいとされ、冬が旬と言われています。「越冬小松菜は、メロンやとうきびと比べると美味しさが少し伝わりにくいですが、1度食べたら違いが分かり、もうヤミツキになります。甘くて濃いですし、小松菜の旬って、やっぱり冬なんだなと感じます。」

今年の谷口めぐみ農園の目標は、「2019年は、オンラインショップでの販売に力を入れ、地域としても谷口めぐみ農園をブランディングしていけるような年にしたい。取り組みをちゃんと伝えて、私を通じて野菜や地域を知ってもらえる、私自身のレベルアップをしていきたいです。」

昨年11月、「めぐみのくいしんぼう旅」をテーマに日本中を車で巡る冒険旅行をされためぐみさん。北海道苫小牧から茨城県大洗までフェリーで移動し、千葉、東京、神奈川、愛知、岐阜、富山。ご当地食材を調達し、湧き水を使って自炊するキャンプ生活です!

「楽しいことや美味しいことが大好きなので、こういう冒険が特別なことだとは思わないんですよね。」旅の道中、父方のルーツである福井県越前町で出会ったおじいさんにお蕎麦屋さんへ連れて行ってもらったそう。その場で打ってくれた手打ちの「おろしそば」が凄く美味しく、感動したそうです。

「地元で出来たもの、大根やネギなど手作りの野菜や湧き水など、愛が詰まっていました。(作り手と食べる方の)両方が幸せな気持ちになってくれる。私も野菜でそれが出来たらいいなと思いました。」そんな素敵な谷口めぐみさんが温かい気持ちで作った越冬小松菜は、オンラインストア「Megumi Farm Store」で限定発売中です!SNSを使って全国へ発信していますので、ぜひチェックして下さい!

撮影用に特別、収穫して頂いた新鮮な越冬小松菜。帰宅後、根を水に浸けると葉がピンとしてくれました。
小松菜スムージー
めぐみさんおすすめの食べ方ということで、まずは「小松菜スムージー」。越冬小松菜とお好きなフルーツ、水少々を加えてミキサーにかけます。

「小松菜全草(茎と葉)約3束とキウイとオレンジ」、「小松菜の茎を除いた葉3束とりんご小1個」と、配分やフルーツを変えて2パターン作ってみました。前者は辛みが出てややパンチがあるので、健康でありたい大人へ贈りたい一杯。後者は飲みやすく、ご家族皆で楽しめるのでおススメです。

健康的なスムージーのあとは、王道の中華系「小松菜のあんかけ焼きそば」を作りました。歯応えもシャキシャキと心地よく、濃い越冬小松菜の甘さが口の中に広がります。綺麗なグリーンが映える一皿ですね。

皆様もぜひ、「谷口めぐみ農園」の甘くて濃い越冬小松菜で様々な料理を作ってみて下さい。

北海道のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエの福島陽子でした。

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