大阪府のまつのベジフルサポーター・野菜ソムリエプロ・ジュエルフルーツクリエイターの万ノ記子(まんののりこ)です。
皆さんにとって「食の安全」とは、どういうものでしょう?人が口にする食品の安全性が確保されていることが当然とお考えの方が多いのではないでしょうか?今回はまつのベジフルサポータージャーナルで皆さんと共に食の安全について考えてみたいと思います。
大阪府では、毎年定期的に食の安全に関する意見交換会等が開催されており、先日、大阪府食の安全安心シンポジウム「ほんまはどやねん?健康食品~安全な選択をするために~」が開催されました。
内閣府食品安全委員会 情報・勧告広報課 リスクコミュニケーション官 渡辺 且之氏の基調講演「『健康食品』について安全な選択をするために(19のメッセージ)」を拝聴し、消費者の立場でパネリストとして登壇させて頂きました。
パネルディスカッションでは参加者の皆様との意見交換会があり、食の安全や健康食品との付き合い方など改めて考える良い機会となりました。基調講演から私が皆さんにお伝えしたい記憶に残ったメッセージは、「食品にゼロリスクはない(絶対に安全という食品はない)」ということです。
健康のためには野菜や果物中心のバランスの良い食事が大切だ!ということは皆さんよく理解してらっしゃいます。けれど野菜・果物が絶対に安全かというとそうではありません。ある特定の野菜や果物ばかり食べているとアレルギーを発症したり、芽の出たジャガイモに含まれるソラニンに毒性があったり、水ですら急激に大量摂取すると中毒症状を発症し死亡する事例も報告されています。
OOに効果がある・OO改善を期待できるなど野菜・果物や健康食品がメディアで取り上げられると消費者はそれを鵜呑みにしてしまいがちです。その情報が(科学的にも)確かなものかどうかを見極めて自分自身の判断で選択して頂きたいと思います。
食品に関する様々な選択や判断は私達自身に全て委ねられているということです。トクホのマークなどで認知度が高まってきた保健機能食品の選択も同様です。
健康食品に関する信頼できる情報源としては食品安全委員会や厚生労働省のHPや国立健康・栄養研究所
「健康食品」の安全性・有効性情報があります。
→厚生労働省「健康食品」情報リンク
→国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性情報リンク
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消費者庁による食品表示のパンフレットもぜひ参照してください。
→消費者庁・食品表示のパンフレット最新版
未来の健康な身体は現在の食生活で作られます。野菜・果物・穀物・肉・魚などバランスの良い食生活を送り、適度な運動と十分な睡眠(休息)が健康の維持増進のためにとても重要なのです。私達の健康にとって信頼できる情報を基に健康食品を含む食品を賢く選択して頂きたいと思います。
画像提供:大阪府・食品安全委員会
大阪府のまつのベジフルサポーター・野菜ソムリエプロ・ジュエルフルーツクリエイターの万ノ記子(まんののりこ)でした。