ベジフルサポータージャーナル

大阪府癒やしの緑~アクアファーム八尾~

まつのベジフルサポーターレポート

大阪府のまつのベジフルサポーター・野菜ソムリエプロ・ジュエルフルーツクリエイターの万ノ記子(まんののりこ)です。

見渡す限り爽やかなグリーンが広がるハウス内。こちらは大阪府八尾市にあるアクアファーム八尾さん。

代表の江尻昌彦さんはサラリーマンをやめ、10年間介護タクシーのお仕事を経て2016年10月に起業、アクアファーム八尾をオープンされました。先祖代々兼業農家としてお米を作っていた田んぼ400坪にハウスを建設し八尾市では3軒目となる水耕栽培のプラントで葉物野菜を育て販売をされています。

露地栽培と違って少ない面積でも野菜が綺麗に育つという水耕栽培の利点に目をつけ、全国の水耕栽培を歩き回りノウハウを勉強されたそうです。

野菜作りは素人からのスタートと仰る江尻さんは、ハウスを建てる場所の温度や日照時間等を徹底的に調査し、無加温で育てられるという確証を得た上で全天候型の立派なハウスを建設されました。

育てられているのは小松菜・青梗菜・水菜・サラダ春菊・サラダほうれん草・サニーレタス・フリルレタス・リーフレタスにフレアベルなどなど他品種に広がります。400坪の広さでこれほどたくさん色々な品種を育てられるのは水耕栽培の最大の利点ともいえるでしょう。

元気な根が水に浮いたパネルの下に広がっています。ひとつのパネルには64個の穴がありそこに1つずつ種から育てた苗を植え育てられています。

種植えはもちろん手作業で、小さな種はピンセットで一粒ずつセットしていきます。

温度湿度などを研究され発芽率は90%を超えるほど。ロスなく定植に向けて可愛らしい双葉が育っています。冬の時期はだいたい4日くらいで発芽するそうです。

水は循環式で地下5メートルのパイプを通してるため、昨年の猛暑も水温が上がりすぎず大きなダメージを受けることなく成長したそうです。

いつどこにどの野菜がどれだけの量が必要かということを確定させることでロスなく計画的に栽培・販売ができるというのも水耕栽培ならではの利点です。

小松菜など月に1回収穫できる野菜はなんと年間11毛作できることになります。

さらに、設備投資の費用を下げるため木製のプラントを使用されたそうです。ハウス内に木のぬくもりが伝わり葉物野菜のグリーンとの調和で癒やし効果も抜群です。
 
収穫した野菜は根を切って量り、袋詰めされます。直売も行っていらっしゃり年間を通して価格変動がなくなんと全品種1束120円で販売されています。収穫体験もご希望があればさせて頂けるそうです。
 
江尻さんが水耕栽培を始める時に一番に考えたこと、それは野菜をお客様が手にとる時何を思うかです。
野菜を手にとってもらうためにはやはり見た目が美しい野菜が1番と江尻さんは考えられました。水耕栽培ではかなり農薬を軽減しても虫に喰われることのない綺麗な野菜を育てることができるのです。露地栽培に比べて約10分の1の量で減農薬野菜を育てることができます。
 
赤軸のサラダ水菜など色も鮮やかな美しい野菜を育てられており卸先のレストランや道の駅・畑の続きで人気があります。

瑞々しくてシャキシャキの食感のサラダ水菜は生でも食べられる優れものです。
 
レタス系もシャキッと綺麗な葉がたくさんついていて年間8毛作できるそうです。
 
フリルレタスでシンプルに冷しゃぶサラダ。お肉をたっぷりのフリルレタスでまいて食べるとレタスの食感がとても良くお肉の旨味も引き立ちます。

春菊のお浸しもお弁当の一品になる便利な一品。水耕栽培だから土が根っこについておらず洗いがほとんどいらないので手軽に調理に取りかかれます。

農業人口が減っているなか高回転高収益のビジネスモデルとして若い世代に伝えていきたいと江尻さんは仰います。安定した収獲を行えるよう今まで試行錯誤しながら常に研究して栽培されていますが、誰にもわかるノウハウやシステムを構築して日本の農業の新しいモデルとなるよう展開していきたいと志高く持っていらっしゃいます。

今年は水耕トマトにも挑戦されるそうで、これからのアクアファーム八尾と江尻さんの取組が耕作放棄地の軽減に繋がることに期待したいと思います。

大阪府のまつのベジフルサポーター・野菜ソムリエプロ・ジュエルフルーツクリエイターの万ノ記子(まんののりこ)でした。

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