東京都のまつのベジフルサポーター・野菜ソムリエプロ・おかやま応援TOKYO隊隊長の増田智子です。
この度の西日本を中心とした豪雨により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。また、被災地の一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。応援の気持ちを込めて!今回のジャーナルを書かせていただきました。
以前こちらのジャーナルでも「念願叶って!おかやま応援TOKYO隊結成!」と題し、結成までのことをご紹介しましたが、2018年5月29日、新橋にありますアンテナショップ「とっとりおかやま新橋館」にて『VACAVO×岡山県 おかやま応援TOKYO隊キックオフミーティング』が行われ、計10人の隊員が任命されました。
『おかやま応援TOKYO隊』は、株式会社VACAVOが運営する365マーケットのフードメッセンジャーの中から、特に岡山県にゆかりのある人、岡山の桃やブドウが大好きな人、岡山県産農産物を応援したい!人などが集まったものです。夏の間、岡山のブドウや白桃をPRすることを主な活動としています。
キックオフミーティングのこの日も、岡山県職員で東京大田市場駐在の大塚雅子氏が応援隊隊員にむけて「マスカット・オブ・アレキサンドリア」のセミナーを行いました。しっかりと試食もし、知識も得て、任命のしるしとして三色のスカーフをいただきました。
黄緑色はマスカット・オブ・アレキサンドリアなどのマスカットの応援の時、紫はピオーネ、紫苑、オーロラブラックなど紫系のブドウ応援の時、桃色はもちろん白桃の応援の時に首に巻きます。ただの試食販売員ではないという誇りを胸に。
この様子は5月31日付の日本農業新聞にも掲載され、さらには地元岡山県の岡山放送(OHK)から取材を受け、【OH!マイ瀬戸内】「#6月14日 マスカット・オブ・アレキサンドリア」の特集の中でも取り上げていただきました。
特に岡山県内からは大変注目していただいていることがわかりました。
6月2日、3日数カ所で試食PRが行われましたが、私は6月3日銀座千疋屋でスタートです。
昨年もお世話になっていましたが、今年は新しくできた「GINZA SIX」内のお店へ。駅直結でもなく、地下にある売り場でどれだけお客様が集まるのだろうと不安でしたが、人の流れは途切れることはなく、試食もあっという間になくなるほどでした。
翌週10日は千疋屋総本店日本橋本店へ。
こちらもたくさんのお客様が来店され、フェア中であること、父の日が近いということから売れ行きもよかったようです。
限定のタルトも販売されていました。
(上)銀座千疋屋「マスカット・オブ・アレキサンドリアタルト」
(下)千疋屋総本店「マスカット・オブ・アレキサンドリアのタルト」
(タルトはフェア中の期間限定商品のため現在は販売されていません)
どちらもいただきましたが、マスカット・オブ・アレキサンドリアの良さが活かされ、香りも良く絶品でした!
「岡山県ではマスカット・オブ・アレキサンドリアを明治時代から130年以上、変わらずに作り続けています。石川県のルビーロマンや、全国で人気のシャインマスカットもアレキサンドリアを祖先にもつんですよ。それだけ優秀な品種だからこそ!ずっと作り続けられているんです」
岡山のブドウを栽培する生産者さんにお聞きすると、「やはりマスカット・オブ・アレキサンドリアは特別な存在」と言われます。栽培にとても手間がかかるので他県ではほとんど栽培されず、90%以上を岡山県で職人さんのような生産者さんが作っているそうです。
「種があることから敬遠される方も多いのですが、少し前までは種があって当たり前でしたよね。種があるからこそ!命をつないでいます」
「お子さまなど食べづらいときは縦にカットして種を除いてお皿に出してあげるといいですよ。なんといってもアレキサンドリアは香りがいいですから、白ワインや炭酸水に浮かべて楽しむのもおすすめです!ミネラルウォーターに入れてフレーバーウォーターも!」
「おいしく食べるにはちょっと冷やすのがポイントです。冷やしすぎてしまうとせっかくの香りを十分に感じられなくなってしまうので、氷水で5分冷やすのがおすすめですよ。」
お一人お一人にマスカット・オブ・アレキサンドリアの魅力をすべて伝えるのは難しいです。それでも、足を止めてくださるお客様のために、丁寧に説明をすることがとても大切だと感じています。
6月後半から岡山白桃の出荷が増えてきます。そして7月に入ってPRの機会をいただきました。私はららぽーと東京ベイ内のロピアというスーパーマーケットから「加納岩白桃」の試食PRです。
横浜のロピア店舗、OKストアなど他の隊員も白桃やピオーネの試食PRに入りました。
7月7日、8日。ちょうどこの土日は西日本の豪雨災害によって岡山も大変な事態でした。応援する気持ちもあってPRに熱がこもります。
「岡山の白桃は、ひとつひとつ袋をかけて日焼けしないように栽培しています。日に当たらないようにすることで、乙女の柔肌のような柔らかくなめらかな、とろけるような果肉に栽培することができるのです。」
こんな案内を作ってみたりもしました。たくさんのお客様が来店されるので、説明も短時間でわかりやすく!口で説明するより目で見て理解していただけます。
「白っぽくて見た目は堅そうに見えますが、すでにおいしく食べられる状態のものですよ!どうぞ食べてみてください!舌の上でとろけるような柔らかさです。」
「白い桃は食べごろが見分けにくいといわれますが、まずは見た目。全体的に緑色が抜けて淡いクリーム色になってきたら熟した証拠です。そして、鼻を近づけてみてください。なんとも言われぬいい香りがしませんか?それが食べごろです。桃は子孫を残すために、自分が一番食べてほしいときに一番おいしい香りを出しますよ。」
「冷蔵庫だと冷えすぎてしまうので、常温で保存して、食べる直前に氷水で10分。ぜひお試しくださいね!」
「岡山の桃は、夏の間次々と品種をリレーしながら出荷されます。今回PRした『加納岩白桃』も10日から2週間くらいが出荷の時期。この時「おいしい!」と思っても今!手にしておかなければ来週はもう他の品種に切り替わっているかもしれません。そうしたらこの桃を食べるのはもう来年までお預けかも・・・。おいしい!ものを発見したらその時に味わっておいたほうがいいですよ~。」
試食の桃をむくことむこくと…初日は一人で66個の白桃の皮をむき、162パックの桃を販売することができました!桃売り場で桃の香りに包まれ、帰りには自分の手も桃の香りに染まっていて癒されました。
今回初のスーパーマーケットでのPRでしたが、たくさんの方に岡山白桃の魅力を伝えることができました。試食PRを行うことで、お客様には目で、耳で、鼻で、舌で美味しさを体感していただき、納得した上で購入していただくことができます。どんどんと売れていく白桃を見ているとわくわくして、とてもうれしくなりました。
この度の集中豪雨では、岡山県でも60人以上の方が亡くなられ、行方不明の方、ケガをされた方、家を無くされた方、多くの被害が出ています。農作物の被害も甚大で、私たちがPRしている果物だけでも、桃が370万円、ブドウにおいては1億8百万円もの被害が出ているそうです。(平成30年7月21日15:00現在岡山県HPより)
私たちも例年以上に気合を入れて岡山県産フルーツの応援をしていきます!7月末、8月初めの白桃PR、そして9月半ばは数種類のブドウPR。まだまだ続く応援活動。
おかやま応援【TOKYO】隊は、いづれ「おかやま応援【TAIWAN】隊」に、【HONGKONG】隊に、【USA】隊!?いつかはワールドワイドにおかやまを応援する隊員を集めたいという希望をもって名付けられたそう。まず初めに結成した【TOKYO】隊。隊長として全力で岡山県産農産物を応援していきます!これからの活動にもご注目ください!
そして、皆さまの食べて応援!のご支援をどうぞよろしくお願いいたします!!7月23日には応援隊向けの岡山白桃セミナーが開催されます。岡山の果物に興味があり、応援隊となって岡山県のPRにご尽力いただける方をお待ちしています。
365マーケットメディア「7/23開催 おかやま応援TOKYO隊 岡山白桃セミナー」(⇒特設ページ)
東京都のまつのベジフルサポーター・野菜ソムリエプロ・おかやま応援TOKYO隊の増田智子でした。