まつのベジタブルガーデン

愛知県自分で選んで切る!オンリーワンのメロン狩り

まつのベジフルサポーターレポート

愛知県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの中神ルミ子です。

田原市は愛知県の中でメロンの収穫量がNo.1(平成27年産愛知県野菜品目別市町村別業務統計調査  愛知県調べ より)。

この時期、このようにメロンを大量に積んだトラックが行き交うほど、メロン栽培が盛んな地域なのです。

そして観光バスも賑わっています。その目的は「メロン狩り」。田原市には5箇所のメロン狩り施設があります。

(画像提供:渥美半島観光ビューロ)

実は私、地元に住んでいながらまだ一度もメロン狩りをしたことがなかったので、今回子供たちとメロン狩りに行ってみました。私たちが訪問したのは「マルカ農園観光部」。ここは5月までいちご狩りをやっていて、6~9月にメロン狩りが楽しめます。

メロン狩り&メロン1/4サイズからメロン狩り&メロン食べ放題まで様々なメニューがあります。受付でメロン狩り用の箱を受け取ったら、契約農家さんのハウスにはマイクロバスで移動します。マルカ農園では約10件のメロン農家と契約しているそうです。

バスに乗って約5分ほどでハウスに到着。まずはメロン狩りについて説明を聞きます。

おいしいメロンの選び方とは?
・網目がくっきりうき出ていて均一に広がっているもの。ずっしりと重いもの。
・キズや割れ目のないもの。くるりと回して全体にキズがないか、おしりもチェック。
重さの目安として一人ずつ持たせてくれました。

想像以上にずっしり感じられました。「いくつか持ってみたら分かってくると思います。制限時間はありませんが、暑いので体力のある限り頑張って選んでください」とスタッフの方のお話を聞き、早速収穫へ!

一見するとメロンが見えませんが、下から見ると…

ずらりと並んでいます。

「これが大きそう!でも裏にキズがあるなぁ」

「これは重い!片手で持てない!」と話しながら、いくつかそっと手にのせてみます。決めるのは1個のみ。全神経を集中して探します。一般的にはこうしたアールスメロンは1つの木に1個のみ。そこに全ての栄養が集中します。同じ品種のものでも個性があって、それぞれの顔があります。そして、その中から私が決めた1個は…

大きくてすんなり箱に入らないほどでした。私が幼い頃は実家でメロンを作っていたので、私はよくメロンを運ぶ手伝いをしていました。重たいメロンを落とさないように両手で抱えて運んだ記憶があります。こうしてメロンの収穫をしていたら、幼い頃のメロンの思い出がよみがえってきました。

さて、気温50度近くになることもあるというハウスの中。制限時間は無制限といえど、だいたい10分くらいが限界です。熱中症になる恐れがありましたので、私は5分くらいでメロンを選び、子供たちと1番にハウスから飛び出しました。この日切ったメロンは、子供の頭ほどの大きさでした。

ここで収穫したメロンの食べ頃は1週間から10日後。「常温で置いておいて食べる1時間くらい前に冷やすと美味しいですよ」とのことです。

収穫後は冷えた食べ頃のメロンをたっぷり味わいました!

これで4分の1カット。大きいですね!

メロン狩りをした後のメロンは格別です。カラカラに渇いた喉に冷たいメロンがつるっと入ります。とてもジューシーでした。

最後に子供の疑問。

「この種を蒔いたら、あんなふうにメロンができるのかな」私は長年種苗店に勤めていたので答えはわかっていますが、マルカ農園観光部のスタッフの方に尋ねたところ、「蒔いたら芽は出るかもね。メロンができるかはわからないけどね」と優しいお返事をいただきました。

多い時は1日バス30台、1000人ほどが入るというメロン狩り。ハウスの中なので天候に関係なく楽しめるのが人気の理由なのでしょうね。そして、メロン狩りの楽しさは、やはりこうして栽培している状況がわかること、収穫する体験のワクワク、自分だけのオンリーワンが探せる面白さ!ぜひ皆さんも田原市のメロン狩り、一度チャレンジしてみてくださいね。

愛知県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの中神ルミ子でした。

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