東京都のまつのベジフルサポーター・野菜ソムリエプロの増田智子です。
先日、ママ野菜ソムリエサークルのメンバーと「キユーピー」マヨネーズの見学体験施設に行ってきました。
(左から私、サークル代表杉山久見子さん、副代表増田純代さん)
新宿駅から京王線快速で17分。仙川駅近くにある「マヨテラス」。とても人気があってなかなか予約が取れないという噂ですが、一体どんな施設なのでしょう?
かつてはキユーピー仙川工場だった場所に研究所などが入る新しい建物ができ、この施設が誕生しました。
実際の工場ではないけれど、工場見学をしているような体験ができます。しかも、とても洗練されていてデザインもおしゃれ!中に入ると大きなマヨネーズの口が出迎えてくれました。
「サラダホール」
この星マーク!見たことがありますよね。天井から吊り下がるライトはゆでたまご。
下に並ぶイスは野菜の形。
床がお皿の絵になっていて、野菜と卵が盛られ、マヨネーズをかけて一皿のサラダになる…というのを表しています。
私たちもサラダの具になったような気持ちでわくわくします。
「キユーピーギャラリー」
まずはギャラリーでマヨネーズの歴史について案内してもらいました。1925年に創始者の中島董一郎氏は日本人の体格向上を願って、栄養価の高いマヨネーズを製造販売することにしました。発売当初の商品はこちら。
現在の価値だと1瓶1700円くらいの高級品だったそう。ガイドの方のお話も面白く引き込まれてしまいます。
日本人に馴染みのなかったマヨネーズは最初は食品と認識してもらえず、ポマードと間違えられて髪に塗ってしまう人もいたとか…気になる続きはぜひマヨテラスで!
「マヨネーズドーム」
先ほどの星型の入り口から奥へと進むと、こちらはキユーピーマヨネーズ(450g)容器の50万倍の大きさを再現したスペース。木材の柔らかい曲線がなんとも居心地のいい空間です。こちらではマヨネーズのおいしさのヒミツなどについて学びます。マヨネーズは酸素に触れてしまうと風味が損なわれて美味しくなくなってしまうため、このマヨネーズの容器は酸素を通しにくい工夫がされています。
美味しさを保つために実は何層にもなっているそう。マヨネーズ自体の研究はもちろんのこと、容器も長きに渡って研究しつくされているんですね!
こちらは世界のマヨネーズたち。
注:残念ながら試食はできません。
それぞれの地域で、現地の人の口に合うように味付けも工夫されて作られています。
中国向けはちょっと甘め。タイ向けは日本食ブームもあってワサビマヨネーズなどもあるそうです。
ちなみに、「マヨネーズ」と呼べるのは原材料に占める食用植物油脂の重量の割合が65%以上のもの。油分以外にも細かい定義があります。参照:農林水産省「ドレッシングの日本農林規格」
パッケージをよく見てみると、「キユーピーハーフ」や「キユーピー0ゼロ」はマヨネーズではなく、「サラダクリーミードレッシング」という名称でした。マヨネーズ豆知識ですね!
次はいよいよ「ファクトリーウウォークへ。
実際の工場見学のような体験ができます。
まずは髪の毛やほこりを吹きとばすエアーシャワーの中を通り抜けます。かなり強い風が体験できます。
こちらの画面にはまるで工場の窓から眺めているかのように映像が流れます。卵を割り、卵黄、卵白、殻に分ける仕組みを作ったのもキユーピーです。なんと!1分間に600個もの卵を割ることができるそうです。
模型でも詳しく説明していただきました。マヨネーズは宇宙にも行っていることや一日の生産量はマヨネーズを縦に立てたとすると富士山56個分にもなるなど…誰かにちょっと話したくなるようなマヨネーズに関する豆知識をたくさん教えていただきました。本当はまだまだお伝えしたいのですが、施設を体験するときの楽しみがなくなってしまうので、これくらいにしておきましょうか。
通常の見学コースでは最後に試食もあります。ご担当の方とは野菜やマヨネーズの話で盛り上がり、大変楽しい見学でした。マヨテラスを訪れる方は小学校の社会科見学などの団体も多いのですが、実は40~70代に大変人気があるそう。まさにその世代の私たち、たっぷり楽しませてもらいました!
ちなみに、キユーピー株式会社の「ユ」は大きいユですよ。毎日マヨネーズやドレッシングを使っていたのに私も初めて知りました!
マヨテラスに併設するキユーピーショップでは様々なオリジナル商品や限定グッズを置いているので、こちらもとても楽しいです。マヨテラスはなかなか予約が取りにくいそうですが、ショップは予約不要なので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
キユーピー「マヨテラス」に一度見学に訪れてみてください。一層マヨネーズが好きになり、一層野菜がたくさん食べたくなりますから!
マヨテラス
https://www.kewpie.co.jp/mayoterrace/
以上、まつのベジフルサポーター・野菜ソムリエプロの増田智子でした。