ベジフルサポータージャーナル

東京都先人の知恵を伝える「春の七草」

まつのベジフルサポーターレポート

東京都のまつのベジフルサポーター、食育インストラクター、ジュエルレギュームマスターの大内優紀枝です。

晴天が続いた新年のスタートからあっという間に6日が経ち、仕事初めで慌ただしい日常生活が始まったことと思います。明日は人日の節句。1月7日の朝には無病息災を願い「春の七草」と呼ばれる7種類の野草、あるいは野菜が入ったお粥を食べる風習があります。

七十二候では「小寒」に入り寒の入りを迎えました。花は寒さに強い蝋梅(ろうばい)や柊(ひいらぎ)が白く可愛らしい花を咲かせ、芹乃栄(せりすなわちさかう)といい、水辺に芹(せり)が育ち生え始める頃です。今日ご紹介する春の七草の1つにも旬を迎える芹が入ります。

七草の種類
芹(せり)川辺などに生えています
・薺(なずな)ペンペン草と呼ばれています
・御形(ごぎょう)母子草ともいいます
・繁縷(はこべら、はこべ)小さい白い花
・仏の座(ほとけのざ)田平子ともいいます
・菘(すずな)蕪(かぶ)のこと
・蘿蔔(すずしろ)大根のこと

七草はいわば日本のハーブと言えるでしょう。そのハーブを胃腸に優しいお粥で食べるのですから、正月疲れが出はじめた胃腸の回復にはちょうどよい料理です。あっさりと仕上げたお粥は、少し濃い味のおせち料理やお酒を飲んだ身体に、とても優しく新鮮な味わいです。

それでは、早速「七草粥」を作ってみましょう!

「七草粥」のレシピ
(材料)4人分
お米1カップ
七草セット1パック
塩少々
(あしらいに桜の塩漬け)

(作り方)
1.といだお米を30分水に浸す。
2.鍋に1を入れ蓋をして火にかける。
3.沸騰したら弱火にし、吹きこぼれないようにさらに煮る。
4.お米に火が通ったら、七草を細かく刻んで入れる。
5.塩を少々入れ、味を整えたらできあがり。お好みであしらいに桜の塩漬けを使ってみては。

お粥を美味しくいただく一番大切なポイントはできたてのほかほかを食べていただくこと。春の若菜の香り豊かな一杯をお楽しみください。

また、胃腸に優しい「七草茶碗蒸し」はいかがでしょう。

ちゅるんと美味しくからだが喜ぶ一品です。

七草の中の「はこべら」などは、見かけることが少なくなっていますが、最近ではスーパーでも「七草セット」が売られていて大変便利です。手に入らない場合は、七草すべてそろわなくてもダイコン、カブ、セリなど、いつでも手に入る野菜でかまいません。アレンジを考え、七種の根菜粥などでも美味しそうです。

ちなみに、七草は春だけでなく、秋もあるのはご存知ですか?秋の七草はこちら、萩(はぎ)桔梗(ききょう)葛(くず)女郎花(おみなえし)藤袴(ふじばかま)尾花(おばな、すすきの事)撫子(なでしこ)です。

なにより大切なのは、家族の体を労わった先人の知恵を家庭で生かし伝えること。皆さんも温かい七草粥を食べながら、七草の中に知ってるものがあるかなど食卓の話題作りにお役立てください。

今年も皆さんの日常生活に元気いっぱい旬の野菜情報を発信できるよう精進してまいります! 東京都のまつのベジフルサポーター食育インストラクター、ジュエルレギュームマスターの大内優紀枝でした。

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