まつのベジタブルガーデン

東京都野菜の皮や種がお宝に!?徹底活用【ベジブロス】

まつのベジフルサポーターレポート

みなさん、こんにちは。

東京都のまつのベジフルサポーター
ジュニア野菜ソムリエ
食育インストラクター
大内 優紀枝です。
季節はすっかり秋も深まり、朝晩は上着が必要になりました。この時期から風邪をひいてしまう方も少なくないと思います。免疫力を高め、病気に負けない身体づくり!今日は習慣づけたい野菜のパワー出汁をお伝えしたいと思います。
 
こちらはいわゆる野菜クズです。
(普段は捨ててしまうような部分)
みなさんは「ベジブロス」という言葉を聞いた事はありますか?お料理する時に洗って剥いたにんじん、大根の皮やカボチャの種、玉ねぎの皮、ピーマンやパプリカの種やヘタ、ほうれん草の根やトマトのヘタ、果物でいうと、りんごの芯など。野菜クズの土や農薬は水で良く洗い流し、普段なら捨ててしまうような部分を使って出汁を取る!それが「ベジブロス」です。
普段なら捨ててしまうような部分には、例えば皮は人間でいう皮膚にあたり、土で野菜が育つ間、害虫や細菌や紫外線から実を守るために土の中で頑張っていた部分です。また種は、本来次の芽を出すためにできて、育つ部分になります。野菜が食されるまでに育ってきた部分には沢山の力が詰まっていると考えられています。
この野菜クズを簡単にベジブロスに変身させて、活用してみてください。まずは「ベジブロス」を作って
みましょう!
用意する材料
一例)
野菜クズ   両手にふわっとのるくらい
水   1ℓ
酒   大さじ1
作り方
①鍋に全て入れ、中火で20分コトコト煮る。スープが色付いてきたら火を止める。
②ざるで、野菜クズをこす。
これだけで完成です。
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ベジブロス の中にはアミノ酸などの旨味成分があるだけでなく、ファイトケミカルは加熱することで細胞壁が壊れ体に吸収される状態になります。【ファイトケミカル】とは、野菜、果物、海藻や豆類の植物性食品の色素や香り、アクの中に含まれる化学物質のこと。このファイトケミカルには
☆免疫力を高める
☆抗酸化力
☆がん予防
など、様々なパワーがあると期待されています。野菜スープなどを作っている時、お肉を入れていないのにアクが出てきますよね!あれこそ「ファイトケミカル」なのです。野菜のお宝ですね。
このお野菜出汁を使って、毎日、お弁当を作っています♡
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ベジブロスを使った「レンコンとこんにゃくの炒め煮」「だし巻き卵」「きのこ雑炊」
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ベジブロスは沢山作って、茶ポットなどに入れ冷蔵庫で保存。2~3日を目安に使い切って下さい。氷を作る容器に入れて冷凍すれば、お弁当のだし巻き卵などに2~3個取り出し、便利にお使いいただけます♡
「高野豆腐」のほうれん草添えは、ベジブロスに昆布を足して1つのお鍋で人参とほうれん草も茹であげました。
「鮭のちゃんちゃん焼き」
鮭を焼いた後1度取り出し、野菜をフライパンに敷き詰め、鮭をのせ、ベジブロスにお味噌、みりん、酒を溶いて回しかけて蒸し焼きにしました。
皆様の食卓に少しでもお役に立てて頂けると幸いです。
まごころ込めてお料理しました。是非ベジブロスをご活用ください♡
それではますます寒くなっていく季節になりますが、お身体ご自愛くださいませ。
東京都のまつのベジフルサポーター
ジュニア野菜ソムリエ
食育インストラクター
大内 優紀枝でした。

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