まつのベジタブルガーデン

大阪府日本の伝統行事「節分祭」邪気を祓い無病息災

まつのベジフルサポーターレポート

皆様、はじめまして。平成27年1月よりベジフルサポーターの一員となりました。
大阪府のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ、ジュエルフルーツクリエイターの万ノ記子(マンノノリコ)です。

日本の四季折々の年中行事や風土・風習を通して、私の視点で感じたことを交えて野菜・果物の素晴らしさや魅力をブログで発信していきますので、よろしくお願いします。

さて、2月3日は「節分」でした。「節分」を改めて調べてみました。

節分

「節分」とは、もともと季節の分かれ目を表す意味があり、実は1年に4回「節分の日」があります。

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日本には四季(春夏秋冬)があり、立春・立夏・立秋・立冬が各季節の分かれ目に当たります。これらの日の前日がすべて「節分」です。そして春(立春)は、1年の始まりです。立春の前日である2月3日は大晦日に当たります。新しく年を迎えるにあたって無病息災を願って日本各地で旧年中の邪気を祓う節分行事が行われています。私の住む大阪府八尾市(大阪平野の中部)にある八尾天満宮では昔から「鬼追い式」という儀式が開催されています。「鬼は外、福は内」のかけ声と共に行われる豆撒き神事が行われた、あと松明を持った赤鬼・青鬼・黒鬼が参道に出現し傍若無人に暴れだします。

赤鬼

鬼

そこに、神様や天狗が現れ、暴れる鬼たちを退治し、境内から追い出します。

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その後、人々に幸せを招いてくれるお多福さんが災いから身を守れるように鈴を振り鳴らし、境内を回ってくれます。

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最後に厄病を退治すると伝わる伝説の獅子舞が訪れた人たちの頭を噛んで回ります。

獅子舞

獅子舞に噛まれるとその年は無病息災で元気に過ごせると言い伝えられています。また「節分」には、太巻きを丸かじりして食べます。

太巻き

実は、太巻きの丸かじりは関西が発祥です。昔から関西では無病息災を願ってその年の恵方(縁起の良い方角)を向いて目を閉じて願い事を思い浮かべながら無言で丸かじりする慣習があります。「恵方巻き」という表現はコンビニエンスストアが太巻きを全国展開で発売する際使った言葉で今ではそれがメジャーとなりました。太巻きの具材は様々ありますが、七福神にちなんで、しいたけ・かんぴょう・たまご・でんぶ等、7種類の具材を巻くと縁起がいいと言われています。百貨店・スーパー・商店街では、毎年色んな具材が入った太巻きが発売されています。うなぎやエビや数の子まで入っている超豪華な太巻きロールケーキの太巻きもありました。

自宅で作る手巻き寿司も楽しいです。この時期はちぢみほうれん草や菜の花などの旬の野菜を具材にして巻くのも手巻きならではの楽しみ方です。

ちぢみほうれん草

「ちぢみほうれん草」
葉が肉厚で甘みが強く、カロテンやビタミン類が豊富です。甘味や旨味が多く含まれていますが、アクが強いので下茹でしてしっかりアクを抜くと調理したときエグ味がでにくいです。日本食品標準成分表でみると夏場のほうれん草と比べるとビタミンCが約3倍も含まれています。

菜の花

「菜の花」
2月頃から3月にかけての春が旬です。春一番の季節を運ぶ食材として需要があり、最近では12月頃から店頭でみかけることがあります。

立春とはいえ、まだまだ寒い日が続きますが、お野菜で徐々に春を感じることができます。大阪八尾において春の訪れを告げる野菜といえば、特産品として有名な地場野菜「八尾若ごぼう」があります。

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「八尾若ごぼう」は、2月中頃からが旬です。次回は「八尾若ごぼう」をご紹介します!お楽しみに。

大阪府のまつのベジフルサポーター万ノ記子でした。

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