三重県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの小畑貴子です。
我が家から見える山々が雪化粧をすると、冬の訪れを実感します。寒さもこれからが本番ですね。
日本の冬の食卓といえば「鍋」。一つの鍋を囲んでごはんをいただくのは、人との距離を縮める素敵なコミュニケーション文化だと思います。 熱々な鍋を食べると、身体が温まるだけでなく心もほっこり温もりますね。今年のトレンドは「フルーツ鍋」だそう。そこで、見た目にも華やかなフルーツ鍋をご紹介します。
今が旬のりんご。
りんごに多く含まれるりんごポリフェノールは、強い抗酸化作用が期待でき、その成分は熱や水にも強いというので鍋に最適です。
鍋の材料はりんご、豚薄切り肉、白菜、水菜、えのき。材料は食べやすい大きさに切って鍋にもりつけ、最後に鍋の外周ぐるりと5ミリの厚さに切ったくし切りりんごを並べてください。りんごの皮は栄養がたくさん含まれているので剥かないでくださいね。赤い皮が彩りを添えてくれて、まるでスイーツのような盛りつけの鍋が完成します。
鰹節と昆布の出汁500ccに塩小さじ1杯を加えたものを鍋に注ぎ、火にかけます。市販の出汁には塩分が入っているものもあるので調節してください。
地元で採れた柚子で作った自家製ポン酢につけていただきます。 自家製ポン酢の作り方は醤油2、柚子やすだちの絞り汁2、煮切ったみりん1の割合で混ぜ合わせたものに昆布と鰹節を入れて一晩おくだけ。とても簡単なので、こちらもぜひお試しください。
粗めにすりおろしたりんごや生姜、七味唐辛子、胡麻をトッピングしながら、いろいろな味の組み合わせを楽しんでみましょう。
しばらく煮込んでりんごがしんなりとしたら、早速いただきます。煮えてすぐにはまだりんごの赤い皮の色が残っていて綺麗です。
豚肉でりんご、白菜、えのき、水菜を巻いて自家製ポン酢をつけていただけば、りんごの爽やかな甘みが広がり、肉の臭みも消えてとっても美味しいです。
名古屋育ちの私、締めはきしめんで。出汁にりんごと野菜の旨味が凝縮されほんのり甘くて飲み干してしまったくらいです。本気でオススメする、りんご&豚の出汁鍋と自家製ポン酢のご紹介でした。
次は南国の香り漂うフルーツ鍋です。
パイナップルと鶏肉のココナッツ鍋は、キャベツを鍋の高さの半分まで入れて、パイナップル、にんじん、豆苗、鶏肉を並べます。
出汁はパイタンスープとココナッツクリームで。パイタンスープが3、ココナッツクリームが2の割合で混ぜ合わせたものを用意します。お好みで塩、胡椒も入れてください。
ココナッツミルクではなく、ココナッツクリームの濃厚さがとても合う一品です。
出汁を入れて火にかけます。
ココナッツクリームのスープにパイナップルの酸味と甘みが広がりとってもまろやかで野菜もたっぷり食べれます。
鶏肉はもも肉を使っているので脂がしつこくなりがちですが、パイナップルの酸味がすっきりさせてくれます。締めはスープにカレー粉を入れて中華麺を。一口食べると箸が止まらない美味しさでした。
みずみずしい大根のサラダもご一緒にどうぞ。
いつもの鍋にフルーツを1つ加えてみませんか? きっと新しい美味しさの発見があるはずです。 今年のクリスマスはフルーツ鍋パーティーで楽しみましょう!
三重県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの小畑貴子でした。