三重県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの小畑貴子です。
私たちにとって身近な野菜の一つ、にんじん。 一年中手に入り、栄養価の高さや美味しさだけでなく、料理に彩りを添えてくれる万能野菜。これからの季節は冬の厳しい寒さに耐えて育ち、甘くて水分が多く、柔らかくてみずみずしい春にんじんが出まわります。
その名はキャロットに由来するというほどカロテンが豊富なにんじん。βカロテンは皮膚や粘膜を丈夫にしてくれるので、これからの花粉症の時期にはぜひ積極的に摂りたい栄養素ですね。 今回はそんな頼もしいにんじんをもっと好きになるような簡単レシピをご紹介します。
みずみずしい春にんじん、まずは生で味わいましょう!
主食にもなる
「にんじんドレッシングのバゲットサラダ」
(ドレッシング材料)
ボール一杯分のサラダ用
にんじん 90g(小さめのにんじん1本)
玉ねぎ 50g (小さめの玉ねぎ4分の1)
生姜すりおろし 小さじ1
オリーブオイル 大さじ3
酢 大さじ2
塩麹・みりん 各大さじ1
醤油 小さじ1
上記の材料をミキサーにかけるだけでできあがり。
酸味がきつくなくどんな野菜にも合うので、お好きな野菜をご用意くださいね。
全ての料理が並んだらテーブルの上にボールを用意して、下準備が終わった野菜を入れていきます。 この日はレタス、ベビーリーフ、ブロッコリー、にんじんの千切り、クリームチーズにしました。
にんじんドレッシングを入れて、よく混ぜ合わせます。
よく混ざったら、一口大に切ったバゲットを予熱200度に温めたオーブンで5分焼いたものをいれます。
さらに混ぜ合わせたらできあがり。
時間が経つと野菜からどんどん水分が出てくるので、すぐに取り分けて召し上がれ。 ポーチドエッグをのせてもさらに美味しさが広がります。 生姜が入ってるので身体もポカポカ!ぜひこだわりの塩で塩麹も手作りしたりして、楽しんでみてくださいね。
次はにんじんの旨味をダイレクトに味わう
「ポタージュ」
(材料)4名分
にんじん 2本
たまねぎ 1個
塩麹 約大さじ2
水 250㏄
牛乳または豆乳 お好みで
クミンシード 小さじ半分ぐらいお好みで
オリーブオイルでクミンシードを炒め、イチョウ切りにしたにんじんと薄切りのたまねぎを入れてさらによく炒めます。水と塩麹を入れて柔らかくなるまで加熱、ミキサーにかけてお好みの濃さになるように牛乳または豆乳を入れましょう。塩と胡椒で味を調えたらできあがり。市販の塩麹は塩気が強いことが多いので加減してください。冷製にしても美味しいですよ。
次はにんじんサラダ
「キャロットラペ」
今回は甘夏とセロリを入れたキャロットラペに。 にんじんは千切りにして、食べやすく切った甘夏とセロリに塩・胡椒・ワインビネガー・オリーブオイル・甘夏の絞り汁をお好みの量で加えて和えるだけ。チコリの葉にのせて食べやすく盛り付けしてできあがり。
にんじんをもっと好きになるようなキュートな盛り付けもご紹介しますね。
植木鉢に見立てたカップににんじん入りポテトサラダをこんもり盛り付けます。にんじんを包丁で削ってミニチュアにんじんを作り、中央に爪楊枝で穴を開けてパセリを差し込み、ポテトサラダに半分埋めます。
小さなにんじん畑のようになるので、お子様と楽しんで盛り付けしてください。
デザートはシナモンをたっぷり使った
「しっとりキャロットケーキ」
シナモンを使うとにんじんの風味があまり感じられなくなるので、にんじんが苦手な方も美味しくいただけます。
今回は焼いたケーキの上にクリームチーズを塗り、にんじんジャムで飾りをつけたり、パンプキンシードやドライフルーツをトッピングしました。 かわいくデコレーションを楽しんでくださいね。
にんじんは生でも熱を加えても美味しく、その鮮やかな色はどんな調理の仕方でも食卓を明るく彩ってくれます。 この春、美味しいにんじん料理をお楽しみください。 にんじん大好き!さんが増えると嬉しいです。
三重県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの小畑貴子でした。