まつのベジタブルガーデン

愛知県加藤さんのいちご農園から学ぶ!いちごの美味しい取り扱い法

畑の社会見学

こんにちは
愛知県まつのベジフルサポーター
ジュニア野菜ソムリエ
菅野広恵です。

みなさん、いちごと言うとどんなイメージですか?いちごはとても繊細。美味しいいちごを消費者のもとに届けるには、女の子を扱うように大切に扱ってあげないといけなんです。いちごが暑そうにしていたらハウスを涼しくし、寒そうにしていたら温かく。全てはいちごの気分次第。そんな風に愛情たっぷりにいちごを育てる愛知県尾張一宮の加藤さんのいちご農園を訪ねました。農業体験から、いちごに対する思いまで、加藤さんから沢山教えて頂きました。いちごに対する常識が変わります。

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 (こちらの写真は加工品用のものです)

加藤さんの農園でのお手伝いは、商品に出すいちごの収穫からスタートです。こちらのハウスで作業を行います。

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農園長の加藤さんです。黄色いカートにいちごを積んでいきます。

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収穫作業は、いちご狩りの感覚で、「簡単」な印象を持っていました。ですが、なめてはいけません。本当に難しいんです!!まず、いちご狩りのように、しゃがんで摘もうとしたら『後ろのいちごを傷つけてしまうよ』と注意を受けました。私は右側の列を収穫していたのですがふっと左を見ると、私のお尻で左側のいちごが窮屈そうにしていました。でも、この狭い通路でどうしたらいちごを傷つけず、収穫できるのか?と考えていたら、『中腰で収穫すればいいんだよ』と加藤さんが教えてくれました。

なるほど!と、早速やってみました。確かに、中腰だといちごに体の一部が触れる事なく、傷つけないで収穫ができます。加藤さんが腰にサポーターを巻いていた理由がやっとわかりました。この体制で毎日作業をしたら、腰が痛くなってしまいますよね。

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収穫する姿勢をやっと理解したものの、次に思い出したのは、『いちごはとても繊細なので、何度も触れると商品にならなくなってしまう』との言葉。そこで、あまり触れないように収穫しようとすると・・・茎が一緒にくっついてきてしまったり、茎を避けて摘もうと思ったら何度も果実に触れてしまったり・・・。隣で加藤さん達がどんどん収穫する中、簡単だと感じたことを恥ずかしく思いました。

そこで、まずは果実を傷つけないように、ゆっくりでもいいから丁寧に収穫することに。ですが、大変なのはここからです!収穫後のカートへの並べ方次第で、果実を傷つけず、いい状態で車まで運ぶ事ができます。とはいえ、あまり触れてはいけないので、収穫してカートに入れるその瞬間、どのようにいちごを並べるかを判断することが大変なのす。ちなみに、私が並べたいちごはこちら。隙間が多く、少しの振動でグラグラ揺れてしまいます。

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次に加藤農園さんのスタッフの方が並べたいちご。違いは歴然です。詰めすぎる事なく、綺麗に並んで隙間もないので振動に強いのです。これが正にプロの仕事ですね!

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いちご狩りの時は、何も考えずに収穫し食べていますが、これは、消費者にお届けするいちご。

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丹精込めて作ったものを、一番美味しい状態で食べて欲しい、と言う加藤さんの思いが詰まったいちごです。

加藤さんのいちご農園
株式会社秀農場

愛知県まつのベジフルサポーター
ジュニア野菜ソムリエ
菅野広恵でした。

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