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第5回まつのベジフルサポーター全国の集い〜向上のための学び〜

10月23日(日)・24日(月)の2日間、まつの本社にてベジフルサポーター全国の集いを開催。1日目研修報告レポートは下記をご覧ください。    第5回まつのベジフルサポーター全国の集い〜私たちが目指すもの〜

さて、本日は研修2日目の勉強会の様子をお伝えいたします。

全国各地のまつのベジフルサポーターと、青果流通通を担うまつのが連携しながら行っている野菜や果物の情報発信。社会情勢や青果物を取り巻く状況は、急スピードで進化・発展を遂げているなか、大切なのは日々の情報収集や勉強です。まつのベジフルサポーター全国の集いでは、日頃はなかなか経験できないカリキュラムも体験します。2日目は早朝から築地市場の視察に訪れました。

全国の集い_築地市場

昭和10年(1935年)に開設された、東京都中央卸売市場・築地市場。80年以上にわたり東京都民の生活を支えてきました。「魚河岸」の名で親しまれる築地市場ですが、青果部も活気を見せています。

協力会社の有限会社三松 常務取締役の成清凡一様にご案内いただき、静岡産最高級「クラウンメロン」の競りを見学するまつのベジフルサポーターのみなさん。

全国の集い_築地市場

近年、競りでの取引は少なくなっていて、事前に担当者同士が直接取引を行う相対(あいたい)売りや入札での売買が主流になっているなか貴重な競りを見学しました。

全国の集い_築地市場

場内には旬の野菜や果物が並び、古き良き時代の風情と心意気はそのままに、新時代への変化と対応に揺れる築地市場の今を垣間見ることができました。

場内では一町田中の柿も見かけました。山梨県産のこの柿は、松野社長がふるさと応援団を務める山梨県富士吉田市のふるさと納税の返礼品として、まつのから出品させていただき、完売御礼のご好評をいただいた逸品です!

全国の集い_築地市場

築地市場の見学を終え、東京・平和島のまつの本社へ移動して、写真撮影講座などのプログラムを終えた後は、弊社 梅谷羊次取締役より、『各地の6次産業化事例』についての講話がありました。

全国の集い_梅谷取締役

全国各地でさまざまな取り組みが行われていますが、ベジフルサポーターの中には、実際に自分自身で6次産業化プロジェクトに携わっている人も。具体的な事案の成功へのプロセスなど、熱心に耳を傾ける姿が印象的でした。image1

梅谷取締役の講話の後は、弊社 杉崎文泰部長による『りんご食べくらべ』を実施。集まった品種はなんと21種!

全国の集い_りんご食べくらべ

レッドキュー、御所川原、アルプス乙女、スタークジャンボ、さんむつ、北斗、サンジョナゴールド、世界一、千秋、北紅、レッドゴールド、ひろさきふじ、とき、ぐんま名月、ホワイトジョナゴールド、星の金貨、きたろう、こうこう、シナノスイート、秋星、津軽の枝変わりの無名の新品種

りんごの産地の青森県・長野県、そして石川県のベジフルサポーターのみなさんにもご協力いただき、多くのりんごが並びました!こんな機会はめったにありません。

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りんごの品種は150〜200種程度といわれ、通常、市場に流通しているのは約30種類で、もっとも多いのは『ふじ』とのこと。外国では加工用が主流で、実のかたいものが好まれることや、りんごは常温で食べるのがいいのか、冷やしたほうがおいしいのか、などの興味深いお話も飛び出しました。

『りんごに含まれる糖質の多くは果糖。常温では甘味度70のα型ですが、冷やすことによって甘味度170のβ型へと変わり、甘さがより強く感じられます。8℃前後が適温です。』と杉崎部長よりレクチャーを受けました。ぜひみなさまも、冷やして召し上がってみてください!

全国の集い_りんご食べくらべ

食べくらべでは、多くの品種を味わうのと同時に、冷やしたものや常温のもの、また、同じ木でも上のほうで生ったものや、下でできたものの味の違いも体験。充実したカリキュラムとなりました。

各地のまつのベジフルサポーターとゲストをお迎えして開催した全国の集い・勉強会。このたびの学びを糧に、今後も日本各地のさまざまな野菜果物情報をお届けして参ります。まつのベジフルサポーターにぜひご期待ください!

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