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東京都大田区と「災害時における物資の受入れ及び輸送等並びに物資の受入れ拠点の設置等に関する協定」を締結しました

株式会社まつのは、この度、株式会社東京流通センターと共に、東京都大田区と「災害時における物資の受入れ及び輸送等並びに物資の受入れ拠点の設置等に関する協定」を締結いたしました。

東京都大田区と「災害時における物資の受入れ及び輸送等並びに物資の受入れ拠点の設置等に関する協定」を締結しました

(写真右より)株式会社東京流通センター 有森鉄治代表取締役社長、大田区 鈴木晶雅区長、弊社代表取締役 松野貞文)

大規模災害時に全国からの大田区向けの救援物資をTRC(大田区平和島)内のまつのに集積し、仕分けと大田区内の各避難所への配送を担うという協定です。

現在、大田区では京浜島地区にある備蓄倉庫が「区地域内輸送拠点」の1つとなっていますが、地名の通り「島」であるため橋(京浜大橋)を渡らなければ区内への輸送ができません。大規模地震の際には橋が崩落する可能性もあり、輸送拠点としての課題を抱えておられました。

弊社は区内広域と地続きである平和島に位置し、発災時にまず必要とされる食品の仕分け・配送のノウハウ・設備・人員を有することから、この度の協定に至りました。

【まつの関東流通センターの特性】

立地

  • 平和島地区は東京都のハザードマップで危険度が一番低い「ランク1」。
  • 平和島には防災船着場があり、大型ヘリコプターが離着陸できる平和島公園に至近。
  • 緊急時に指定される幹線道路(首都高速1号、環状第8号線、環状第7号線、国道1号線、国道15号線など)へのアクセスが良く、陸海空すべての輸送手段のハブとして機能できる。

施設

  • 入居する東京流通センターB棟は2017年竣工、免震構造を持つ最新鋭の物流施設。
  • 平時から365日・24時間稼働。
  • 総面積1689坪、専用ドッグシェルター23基を有する。

人員・ノウハウ

  • 外食企業向け生鮮食品流通センターとして荷受け・荷捌き、仕分け、配送に関する長年の実績がある。
  • 幹部社員を中心に職住接近を推奨し大田区在住者も多く、緊急時も人員を確保しやすい。
  • 人事総務部長はじめ自衛隊出身者を4名迎え、災害時の知見をもとにしたBCP(事業継続計画)を策定済。

【協定の概要】

締結日

2024年3月6日(水)

締結者

東京都大田区、株式会社東京流通センター、株式会社まつの

協定内容

  1. 地域内輸送拠点における災害時輸送活動を行うために必要な場所及び付帯設備の提供
  2. 地域内輸送拠点内及びその周辺の被災状況の把握と情報提供
  3. 災害時輸送活動を行うための人員派遣
  4. 災害時輸送活動を行うために必要な車両・フォークリフト等荷役機器・什器・消耗品等の提供
  5. その他大田区の協力要請又は東京流通センター・まつのの自主的な申し出により提供可能なもの

 

今後、協定の詳細についての協議を重ね、平時からの強い体制づくりにより一層注力し、有事の際に使命を果たせるよう備えてまいります。

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