ニュース

野菜果物・産地情報(2023年6月)

九州、中四国、近畿・東海の梅雨入りが宣言され、関東以北の梅雨入りも間もなく。今年は各地とも平年より概ね1週間前後はやい梅雨シーズン到来となります。6月の概況はこの後の各地の降雨次第となりますが、現時点での見通しをお伝えいたします。

大型野菜

大根・キャベツ・など

大根:青森・北海道は順調に推移。千葉は終盤となり品質にバラツキが見られます。
キャベツ:群馬、長野の出荷が始まり潤沢な見通しです。品種としては、春キャベツは終了。中生品種、サワー系品種(いずれも寒玉よりは葉の柔らかい品種)となります。

葉菜類

レタス類

引き続き前進傾向が続き、高冷地の出荷も始まりました。潤沢な出荷が見込まれます。

ほうれん草、小松菜、小ねぎ、葉ネギ、ニラ、水菜など

現状は順調に推移していますが、例年通りのこととして気温・湿度の上昇により品質低下の恐れがあります。

長ねぎ

夏ネギへ切り替わりL中心で生育順調な見通しです。

サンチュ

この後の気温次第ですが、後半から相場があがる可能性があります。

クレソン

花芽の時期に入り、出回り量は大幅に減少します。

アスパラガス

端境期を迎えていた九州の出荷が回復し、出回り量は増えてくる見込みです。

果菜類

きゅうり

前進傾向で現在大量に出回っています。反動で6月上旬は堅調な見通しです。

茄子・米茄子

潤沢な出荷が見込まれます。

トマト

6月の梅雨時期に入り降雨曇天の影響でトマトの軟化が多くなります。また、冬春作の最終盤夏秋作のではじめという、いわゆる端境になりますので品質がまちまちになります。高温によるイエローベース、青果玉、裂果等も散見される見込みです。

ミニトマト

冬春産地は終盤になり、近県産から東北・北海道にかけての夏秋産地が始まりました。

かぼちゃ

輸入はメキシコ産。国産品の出方次第では輸入品の価格は落ち着いてくる見込みです。

ズッキー二

群馬、長野が始まり潤沢な出荷が見込まれます。

輸入パプリカ(赤・黄・緑・オレンジ)

韓国産は6月~夏作もあり増加、為替によるコスト高で昨年よりは高めの見通しです。

ししとう

作型切り替えが上手くいけば順調な見込みです。

土物類

人参

徳島は終盤。千葉、茨城は順調。東北産にうまく繋がる見込みです。

蓮根

例年通り露地作からハウス物へ切り替わり、高値の見込みです。

じゃが芋

近在産地が始まるため価格は落ち着いてくる見込みです。

さつま芋

貯蔵品は終盤へ。品種によっては入荷終了するものもあります。

長芋

春掘り(畑で越冬した長芋)に切り替わり。今期不調で数量少なく高値傾向です。

玉葱

九州産地ほかの新物に切り替わっております。

豆類

絹さや、インゲン、スナップエンドウ、空豆

いずれも前進傾向。空豆は6月末まではない可能性があります。

果物

香酸柑橘

黄柚子は青柚子に切り替え。すだちは6月は順調な見込みです。

輸入柑橘(レモン・オレンジ・グレープフルーツ)

産地が北半球(米国)から南半球に切り替わります。レモンはチリ・南アフリカ、オレンジはオーストラリア、グレープフルーツは南アフリカを予定。

いちご

国産→米国産への切り替えがアメリカの大雨被害の影響で出荷が遅れています。米国産は出荷開始後も品質低下が懸念されるため、順調なオランダ産の併用も視野に入れ調整中です。

アボカド

6月中旬から貯蔵品と新物の入れ替わり、例年価格が上がる時期となります。

輸入緑ぶどう(グリーンシードレス)

チリ→オーストラリアに切り替わりますが、オーストラリアが多雨のため果実が水分を多く含み、品質が著しく低下しております。そのため日本への輸入停止が相次いでおり、弊社でも間もなく終売とさせていただきます。

以降はメキシコ産が7月頃から入荷予定。それまでは緑ぶどうのお問合せには国産をご案内させていただきます。

※赤ぶどうは量は多くはありませんが入荷はございます。

産地・商品状況の最新記事