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野菜果物・産地情報(2023年4月)

3月同様、気温が平年を上回る日が多く、桜が最速で開花したように野菜の生育も例年よりも10日ほど早い前進傾向となっています。夏野菜や初夏から旬が始まる国産果物(果物(さくらんぼ・メロン・桃・プラム・ぶどうなど)は出荷が前倒しで始まり、シーズン終了も早くなる見込みです。

大型野菜

大根・キャベツ・白菜など

今後も順調な出荷が見込めます。

葉菜類

レタス・サニー・グリーン・ロメイン・ブロッコリー・カリフラワー・セロリなど

夏の野菜、果実は温暖な気候で前進傾向。近在産地は若干の前進、現在若干の端境となっています。九州産地は終盤、終わったところもあり。長野県の低地レタス類は4月後半~GW当たりにピークを迎えそうです。

長ねぎ(国産)

秋冬終盤、春ネギになりつつあり太物傾向です。圃場ネギ坊主あり、4月5日頃から一気に商品がなくなり高値となっています。

果菜類

きゅうり・なす・トマト・ピーマン

施設栽培のため高温の影響を受けやすく、生育が1週間ほど前進傾向です。
きゅうり:概ね順調
なす:群馬、栃木、茨城いずれも前進出荷
トマト:4月7日頃から出荷量増加
ピーマン:潤沢な出荷の見通し

かぼちゃ

ニュージーランド産が終盤に来て数量減少。メキシコ産の遅れによりGW後の出荷になるため価格は上げ基調です。また入荷はしてくるようになったものの、品質がよくなく検品不良も多数出ている状況。

国産は週1回の入荷、価格は輸入の倍ほどとなっております。

土物類

じゃがいも

北海道産は最終盤、発芽のリスクが高まる時期となりました。

新じゃがいも

鹿児島離島物の終盤、春先の天候不安定(寒波・降雨)からの掘り取り遅れや、生育停滞が重なり、品薄高騰中。4月中旬以降に長崎春作が始まるまでは現状が続きそうです。

北海道産→新物への全面切り替えも4月中旬頃になる見込みです。

新玉ねぎ

静岡産ほぼ終了、愛知産も終了間際から価格が上昇してきています。佐賀などの九州産は春先の天候不順(寒波・降雨)の影響からの生育停滞により現在はまだ出荷量が少なく、4月中旬から入荷量増の見込みです。北海道産→新玉への全面切り替えは5月上旬になる見込みです。

輸入むき玉ねぎ

生育もよく生産は潤沢ですが、輸入品全体の価格底上げの影響があり、価格は大きく下がることはないとの見解です。

国産フルーツ

これから出荷を開始する果物(さくらんぼ・メロン・桃・プラム・ぶどうなど)は今後の梅雨の影響を注視する必要がありますが、現状の生育状況では例年より1週間~10日ほど早く出荷が始まる予定です。

 

 

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