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中国・北京より外食経営者 視察ツアー様ご来訪

さる3月15日、中国・北京より外食経営者の方々の視察ツアーご一行様が来訪されました。

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弊社が長くお取引を頂いている(株)ダイヤモンドダイニングがインバウンド事業の一環として視察をコーディネートされ、青果物の流通・流通の視察先として頂いた貴重な機会です。※インバウンドのお取組は↓こちらから↓ぜひご覧ください。
http://www.diamond-dining.com/news/2015/06/29/3601

中国の人口は13億5000万人以上。北京だけでも2000万人超。その地で外食店を営む現役経営者の方々、中には100店舗のチェーンを展開しているという方も。

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経営者だからこその視点での質問が次々と寄せられ、その熱気に中国の成長の秘訣を垣間見させて頂いた思いです。主に関心をお持ち頂いたのは、まつのの流通の「仕組み」について。

「商品の規格・品質管理はどのように運用している?」
中国では泥付きの量り売りが中心で、L・M・S等のサイズの基準などはないとのこと。

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まつのでは、産地での選果に加えて自社でも入荷時・出荷時の検品を行い、品質管理に努めていることをご説明しました。

「発注してからお店に届くまでのリードタイムは?注文はどう処理される?」
リードタイムは都内の自社配送エリアであれば最短4時間。 

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ご発注データは締め切ると同時に作業者用のリストに出力し、即座にピッキング。深夜、閉店後にご注文頂いたものも、翌朝にはお店の厨房にお届けします。

「スタッフ教育は?」
実は一番関心をお持ち頂いたのは、人材育成についてでした。

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まつのでは中国籍・ベトナム籍のスタッフが多く活躍しています。「研修はある?マニュアルは?」──答えはどちらもNO。入社時に配布するのは、身だしなみや職場の規律をまとめたA4版2枚の「まつのルール」のみ。初日から即戦力として活躍頂いています。

「なぜそれができるのか?」
社内では日常のことのため、ご案内を担当した中国出身のセンター長代理は、ご説明が難しかったと振り返っていましたが、改めて考えると2つのポイントあるように思うと言います。

育てるのではなく、育つ環境をつくること
まつのでは5Sを徹底しています。
まだ道半ばではありますが、ゴミ1つないセンターではゴミをポイ捨てする人はいなくなり、商品の扱いも自然と丁寧になります。また、決めた事を徹底してやり抜くことが、職場の規律を守る習慣づくりにつながるように思います。

国籍・性別・年齢・学歴不問
センター長代理や課長、リーダーとして中国やベトナム出身のスタッフが何人も活躍しています。郷に入っては郷に従い、同郷のスタッフがマネジメントやリーダー業務を担うこと、国籍・性別・年齢・学歴不問でポジションやチャンスが与えられることが、一人ひとりの成長につながるのではないかと思います。

熱心なご視察は時間ギリギリまで続き、次への移動にバスに乗り込まれた後も出発間際まで質疑応答が行われました。

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この度、貴重な機会をいただきましたこと、とても光栄です。ご感想の中には「中国にまつのが欲しい」とのお言葉も。いつか、ご期待に添える日がくることを目指してサービスに磨きをかけてまいります。

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