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石川県加賀野菜『肉厚でもっちり、シャキッの加賀れんこん』~前編~

まつのベジフルサポーターレポート

皆さま こんにちは。石川県のまつのベジフルサポーター 野菜ソムリエプロの本田智世です。
 
石川県民は、世帯当たりの蓮根支出額が 全国一という統計もあるほど加賀れんこんが大好き!
 
蓮根会の若きリーダーの一人、平成26年に中日新聞農林水産大臣賞を受賞された米澤哲司さんにお話を伺いました。加賀蓮根は五代藩主 前田綱紀公が苗を植えたのが始まりで、当時は食用というより漢方のお薬として使われていたようです。

品種は【支那白花】品種を1つにしそれを強みにしています!太くて節と節の間が短く澱粉質が多いんです!この支那白花という品種は加熱すると澱粉が水を吸って膨らむので食感はもちもち、それでいて繊維質を生かし縦に切って調理すればシャキシャキした食感も楽しめます。

加賀れんこんは1番上のかしらの部分は 繊維が少なく軟らかいので、サラダや酢の物に。2番目、3番目の中ほどは煮物や天ぷらきんぴらなど。4番目のしっぽの部分は繊維質・澱粉が多いのですりおろして使う料理に向いています。
加賀蓮根 (12)
 すりおろして食べる文化のあるこの地域では、蓮根汁は母乳の出を良くすると言われ、モチモチになる特徴を生かしつなぎがほとんどいらない加賀れんこんを使った団子汁がよく食べられています。
加賀蓮根
 はす蒸しはすりおろし、塩で味付けしゆりねなどを入れ鰻のかば焼きの上に乗せ蒸してあんをかけます。
加賀蓮根 (2)
  れんこんの間に明太子を入れ大葉ではさみ、揚げるとおつまみにぴったり。
加賀蓮根 (3)
  刻んだれんこんの歯ごたえともっちりした食感。両方楽しめるシューマイ。
加賀蓮根 (5)
お好み焼やハンバーグ。どんなお料理にしても美味しいです。
栄養豊富な加賀れんこん。これからの季節、特にオススメです。皆さんももっちり、シャキッの加賀れんこん、ぜひご賞味ください

後編では加賀れんこんの美味しさの秘密、栽培方法や工夫などをお伝えしたいと思います。
石川県のまつのベジフルサポーター 野菜ソムリエプロの本田智世でした。

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