まつのベジタブルガーデン

秋田県伝統野菜 「関口なす」

野菜・果物品目レポート

皆様 こんにちは

この度、ベジフルサポーターとして活動させていただく事となりました最上美貴子と申します。秋田県から「地元のうまいもん」情報を発信させていただきますので、よろしくお願い致します。秋田県は在来作物が数多く残っており、3つの項目を満たした30品目を「秋田の伝統野菜」としています。
①昭和30年代以前から県内で栽培されているもの。
②地名や人名がついているなど秋田に由来しているもの。
③現在も種や苗があって生産物が手に入るもの。
今回は、その中の1つ「関口なす」についてご紹介します。湯沢市関口地区で古くから栽培され、江戸時代の文献にも記載されている歴史のあるなすです。

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写真で見るとわかりますが、ヘタの境目がくっきり白いのが特徴です。キリリとして美しいと思いませんか?直径4~5㎝程の卵型で皮が薄く、実が締まっています。パリッと食感が良く、甘みがあるので、漬け物にピッタリ。この地区では、自家製のおいしいなす漬けの為に関口なすを作り続けている・・・と言ってもいい位、各家庭の食卓にはおいしいなす漬けがあります。生産者の西村さんにお邪魔した際、奥様お手製のなす漬けをごちそうになりました。ハウスの中で、ビールケースを椅子とテーブルにして・・・雰囲気サイコーです。

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こちらが、ごはんと漬けた甘みのあるなす漬け。

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そして、シンプルな塩漬け。
どちらも白いご飯に合う、とびきりウマい一品。西村さんの奥様は看護師さん・・・という事で・・・「おらえの かっちゃは ナースだから なす漬け うめんだ」(秋田弁→標準語に通訳)「私の家の お母さんは ナースだから なす漬けが おいしいです。」・・・なんて、面白いトークも交え、説明していただきました。

関口なすは、9~10月が一番おいしい「秋なす」のシーズンです。この時期、地元の産直のお店では、お母さんたちご自慢のなす漬けが販売されています。秋田にいらしたら、是非食べていただきたいです。

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