産地情報
長野県小川グリーン研究会
- 所在地
- 長野県南佐久郡川上村
農業を研究し続けるから「研究会」
「食べて健康になる、安全・安心な野菜を作りたい」。志を同じくする生産者が集まり、1999年に小川グリーン研究会が発足しました。名前の「研究会」に込めたのは、「常に栽培方法を研究し、新しい事に挑戦する」という思い。「色形は誰でもつくれる。味をつくるのが本物の農家」とは代表者の言葉です。土の中の微生物の生態系をレタスづくりに活かすため、薬剤による土壌消毒は行わない。農薬の使用はできる限り抑える。収穫の時期にあわせて肥料成分が切れるようにし、レタスの苦味が出ることなく環境への影響も少ない肥料を独自に配合設計するなど、栽培方法の研究を重ね、美味しいレタスづくりを追求しています。
産地の特徴
標高1,000m超の千曲川源流の里
日本最長河川・千曲川(信濃川)の源流を抱く長野県川上村は、村全体が標高1,000mを超える高冷地にあり、真夏でも夜間は10℃近くまで下がる冷涼な地域。八ヶ岳の溶岩と火山灰が降り積もった農業には不向きな土質を、村をあげて土地改良に取り組み、雨が少なく湿度が低いというレタス栽培にぴったりの条件を活かし、日本有数のレタス産地をつくり上げました。「川上村メソッド」と呼ばれるレタス栽培の技術は、東南アジアなど海外からも注目されています。
まつのとの取り組み
2011年に自社集荷センターを開設
同地で民間では初の真空予冷設備を備えた「まつの集荷センター」(敷地面積300坪、施設面積30坪)を、2011年に開設しました。長野県菅平高原に続く、2カ所目の自社センターです。同地での集荷体制の確立にはさまざまな困難がありましたが、収穫したてのレタスの新鮮な味わいをお客様の元へ届けたいというまつのの思いに真っ先に賛同してくれたのが、小川グリーン研究会の皆さんです。出荷期間中はまつの社員も産地に常駐し、コミュニケーションを図りながら、畑にも足を運んで作柄や生産状況を確認して高品質なレタスをお届けしています。