こんにちは。
福井県のまつのべジフルサポーター
野菜ソムリエプロ
だしソムリエ協会認定講師の
水嶋昭代です。
前回に引き続き、かつお節についてのレポートをお届けします。今回は、【かつお節の活用編】です。
カビ付けしていない荒節は、燻した香りが強く、乾燥度も低いために魚っぽいけれど、コクや味わいがあります。カビ付けした枯れ節は、カビによる熟成によりうま味が増し、すっきりとしたまろやかなだしがひけます。地域的には、関西は「荒節」、関東は「枯れ節」を好む傾向があります。
商品の見分け方は、袋の裏面、商品表示に「かつおのふし」と書かれているものは、「荒節」


【かつお節のだしのひき方 一番だし(平削りの場合)】
①水1ℓを沸かします。
②沸騰直前で火を止め、かつお節20g~30g入れて、2分程待ちます。



かつお節を使って。
【菜の花のおかか辛子酢味噌和え】
【だし浸しトマトのカツオだしジュレ添え】
かつお節の一番だしに塩とゼラチンを混ぜたジュレを添えて食べます。
【野菜たっぷり茶碗蒸し】
天然だしを使うと、香りやうま味によって、薄味でも満足感を得られます。減塩効果にもつながりそうです。
かつお節には、良質なたんぱく質、アルコール分を分解したり、たんぱく質などの分解を助けるナイアシン、カルシウムの吸収に必要なビタミンD、脂肪の酸化や動脈硬化を防ぐビタミンEなど高い栄養効果が期待できます。できれば、だしをひいた後のだし殻も全部食べていただきたいです。
だし殻の利用はいつも悩みますが、こんな風に食べてみるのはいかがでしょう?
【だし殻入りグリッシーニ】
【だし殻入りお好み焼き】
削られた状態のかつお節は、開封すると酸化が進みます。できるだけ早めに使うか、密封して、冷蔵庫に保存してください。
2回に渡ってお届けしました「かつお節」いかがでしたでしょうか?いつも使っていながら、意外と知らなかったかつお節のことを知って、少しでも興味を持っていただけたなら嬉しいです。
福井県のまつのべジフルサポーター
野菜ソムリエプロ、
だしソムリエ協会認定講師
水嶋昭代でした。




