ベジフルサポータージャーナル

京都府初午には栄養たっぷりの伝統野菜「畑菜」料理を

まつのベジフルサポーターレポート

京都府のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロ、メンタルフードマイスター2級の澤井真佐代です。

まだまだ寒いですが、季節はどんどん進んでいて、節分の次は初午(稲荷詣)も京都の大きな行事の一つです。私は「初午」という言葉さえ京都に来るまで身近ではありませんでしたが、初〇は、初子、初丑、初寅、初卯、初辰、初巳、初午、初申、初酉、初戌、初亥とあり、なぜか未はないことなども調べてみて驚きました。

この「初午」、伏見稲荷大社の初午大祭は全国的にも有名で、「福参り」をしてお稲荷様に家内安全や商売繁盛、開運などを祈願します。今年の初午は2月7日でした。

私が参拝した日は準備の真っ只中でした。

日本各地に3万以上の分祀社がある稲荷神社の総本社が京都の伏見稲荷大社。各地の稲荷神社でも初午祭が行われるところは多く、2月の2回目の午の日を二の午、3回目を三の午といい、これらの日にも祭事を行う地域もあります。

稲荷(いなり)とは、稲生(いねなり)が縮まった言葉だそう。稲荷神社=稲荷神(いなりのかみ・いなりのしん)を祀る神社のこと。稲荷神はもともと農耕の神様で、商売の神様として認められるようになったのは江戸時代。そして人気が集まるようになり、稲荷神社の数も急速に増えて、流行神(はやりがみ)と呼ばれることもありました。

現在、稲荷神は稲荷大明神、お稲荷様、お稲荷さんと呼ばれていて、お稲荷様の「使い」が狐です。江戸時代、稲荷神社が急増した頃に「稲荷神=狐」という誤解も一緒に広まっていきました。

京都では、この初午の日に食べるものがいなり寿司と畑菜のからし和えです。「畑菜」はアブラナ科・アブラナ属で、採油向けに古くから栽培されて在来種が食用に改良され、春先の若菜として食べられるようになりました。京都の伝統野菜で他の地域では作られていません。1月から2月が収穫最盛期です。

カロテンを多く含み、ミネラルも豊富で、マグネシウムはホウレン草の1.9倍、ビタミンB6は2.3倍ほど(参照:JA京都中央)。食感は大根の葉とハクサイの間のような歯ごたえで、霜にあたって甘くなり、栄養価が高くて美味しい旬の味覚です。

それでは、栄養豊富なメニュー「畑菜のからし和え」をご紹介します。

(材料)
畑菜             一束
和からし     小さじ2
いりごま     大さじ3(すりごまにする)
しょうゆ  大さじ3
さとう   小さじ2

 (作り方)
1.畑菜はきれいに洗い、塩(分量外)を入れた湯でさっと下茹でして水にさらす。よく水気をきってから、3〜4センチほどの長さに切る。
2.混ぜ合わせた調味料で和える。

「菜っ葉とお揚げの炊いたん」

(材料)
畑菜             一束
お揚げ        1/2枚
薄口醤油      大さじ2
砂糖               大さじ1
だし汁          150cc

(作り方)
1.畑菜はよく洗い、お揚げは湯通して、それぞれ食べやすい大きさに切る。
2.鍋にだし汁を入れて火にかけ、畑菜の茎の部分から入れる。鍋ふちがフツフツしてきたら、葉の部分とお揚げを入れる。
3.少し煮たってきたら、砂糖と薄口醤油で味を調える。
そして、もう一品欠かせないのが「いなり寿司」。いなり寿司の形は地域によって違いますね。東日本では米俵の形のものが多く、西日本では三角形のものが多い傾向があります。米俵の形は稲荷神が農耕の神様であったことから、三角形は狐の耳の形からつくられたようです。
食べ物と季節の行事は切っても切り離せないですね。その時期に採れた物をありがたくいただく、そんな先人達の知恵や自然の恵みに感謝する気持ちを大切にしたいと思います。

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