まつのベジタブルガーデン

福岡県【産地研修】所変われば売り場も変わる──青果コーナーご当地比較 山梨vs福岡

まつのベジフルサポーターレポート

こんにちは。
福岡のまつのベジフルサポーター 野菜ソムリエの 永利裕子です。
 先日、まつのスタッフ8名と共に 長野の自社集荷センターと レタスやキャベツの圃場での 産地研修に参加しました! その帰り道に山梨県北杜市の 道の駅「道の駅南きよさと」 「おいしい市場」とimage1
スーパーマーケット 「アマノパークス竜王店」に 立ち寄りました。image8 
所変われば、売り場も変わる! 今回は福岡で八百屋の運営に携わる 私の目線で見た売り場のご当地比較を マニアックに?! お伝えしたいと思います。
*中部地方と九州の「旬の違い」 野菜・果物の旬は南からスタートして 北へとリレーしていくことを 改めて実感しました。 これは山梨の道の駅きよさとに掲示されていた年間出荷カレンダー。
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一方、こちらは 九州・福岡の道の駅のもの。
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出荷の最盛期を比較してみると 「トマト」 福岡4~7月 山梨7~9月  「レタス」福岡3~4月 山梨5~8月  こんなにも差があるんですね! 
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また、 山梨のパークスアマノの売り場には 午前中にも関わらず長野の 高原レタスが朝採りで並んでいます。 これも九州では考えられないこと。 飛び切り新鮮でしかも198円! 九州の店頭では298円が相場、 価格も100円も違います。 新物のりんごもこんなに豊富。image3
*山梨ならではの果物 「ケルシー」
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初めて見ました。 古くから日本で栽培されるスモモの一種で 「甲州大巴旦杏」 (こうしゅうだいはたんきょう)と呼ばれ、 今では山梨でも生産量がごくわずか。 この時期にしか出回らない 貴重なスモモなんですって。
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中に空洞があるのが特徴です。 緑色のまま食べ頃を迎え、 酸味が強いと聞いていました。 これも完熟の様子。 酸味は思ったよりも少なく爽やかなスモモでした。 
*桃にフルーツキャップ(保護カバー)を被せない?! 
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さすがは桃の本場!大きくて立派ですね。 フルーツキャップをつけずに売られているものがありましたが 九州でパック680円の桃を裸売りすることはありえません。なぜなら、ちょっとした衝撃で 打ち傷ができてしまうから。 九州では桃は柔らかくデリケートなものとして扱われるのです。 しかし桃の本場、山梨では、硬い桃が好まれるのだとか。 熟しても柔らかくなりすぎない、硬くて美味しい品種があるのですね。 うぶ毛を洗い落として皮ごと食すのが 山梨流だそうですよ。 以上 青果売場を通して見る山梨と福岡の違いでした。 共感していただけたなら 貴方も野菜マニアかも?!                                        福岡のまつのベジフルサポーター 野菜ソムリエ永利裕子でした。 

 

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