まつのベジタブルガーデン

兵庫県食べる「ロマネスコ」スープ

まつのベジフルサポーターレポート

兵庫県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ
フードライターの坂田理恵です。

先日、スーパーの野菜売り場で、めずらしい野菜を購入しました。『ロマネスコ』。ヨーロッパではおなじみの野菜ですが、日本でも少しずつ出回るように。ロマネスコという名前は、イタリア・ローマ周辺で栽培され、親しまれてきたのが由来なのだとか。以前は、輸入物がほとんどでしたが、日本でも、めずらしい野菜の栽培を手がける農家さんが増え、このロマネスコは岡山県産でした。

螺旋状の美しい円錐形の花蕾は、カタチがとてもユニークで、見ているだけでも楽しいですね。でも、どうやって食べたらいいのか、わからない、というご意見も、よくお聞きします。今回は、ロマネスコのお手軽活用法をご紹介いたします。

IMG_7506_m

ロマネスコは、カリフラワーの仲間です。食感は、カリフラワーとブロッコリーを合わせたような印象を受けます。カリフラワーやブロッコリーのように、茹でたり蒸したりして、サラダやシチューなどに入れて食べるのが一般的です。購入後、すぐに調理しない時は、水で洗ったりせず、そのままラップ、またはビニールに入れて、立てて保存してくださいね。

茹でてから冷凍してもいいですが、冷凍の場合は、水分が多いと解凍時に、食感が悪くなってしまうので、水分をよく切ってから冷凍してください。私が購入したものは、かなり大きく、何日分あるんだろう?!と思うくらいたくさんの花蕾がついていました。

DSC_6021_m

私は、冷蔵庫や冷凍庫で保存するよりも、一気に消費する方法を選びました(笑)ロマネスコをさっと茹でてから、1/3はサラダ用に、残りの2/3はスープにするために、別のお鍋にお湯を沸かし、さらにやわらかくなるまで、塩を入れてぐつぐつと煮込みました。お湯は、ロマネスコがひたひたにかぶるぐらいの分量です。ロマネスコはビタミンCが豊富ですが、熱に弱いのが少し残念なところ。加熱してしまえばビタミンCの摂取量は、それほど多くありませんが、食物繊維も含まれているので、腸内のお掃除にいかがでしょうか(笑)

下処理をする時は、栄養がお湯の中に溶け出してしまうので、蒸すなど調理方法にも工夫が必要ですが、ブロッコリーやカリフラワー、そしてロマネスコは、やはり一度熱湯にくぐらせて、汚れを落としておきたいな、と思うので、私はいつもさっとボイルしています。

DSC_6035_m

ほろほろと崩れそうなぐらいになったら、ハンドブレンダーの登場です。以前は、ミキサーを使っていましたが、最近は、ハンドブレンダーの便利さに、すっかり目覚めました。お鍋の中に直接入れて使えるので、洗い物も少なくてすみます(笑) ピューレ状にすりつぶしたロマネスコに、味付けは、シンプルに天然塩だけで。シンプルであればあるほど、野菜本来の味が際立ちますね。水分は少なめなので、「食べるスープ」として楽しんでいます。

牛乳や豆乳を加えて、なめらかなポタージュもおすすめです。その時は、コンソメやブイヨンなど、少し調味料を加えた方がいいですね。消化にもよく、食べごたえもあり、何より簡単にできて、栄養たっぷり。忙しい時にもしっかり野菜を食べて、毎日健やかに過ごしたいですね。

兵庫県のまつのベジフルサポーター
野菜ソムリエ
フードライターの坂田理恵でした。

兵庫県の記事