野菜の冷凍と活用法

【ブロッコリー】冷凍のコツ&活用法 パート1

野菜は冷凍することで、保存性がUPする他、味が染みやすくなったりなど、使い勝手がよくなるものがあります。そこで、冷凍生活アドバイザーの増田智子さんに、冷凍保存がオススメの野菜やコツ、活用法をご紹介いただきます。

今回は、冬野菜「ブロッコリー」です。

『ブロッコリー・冷凍のコツ&活用法』

【 これが重要!自宅冷凍保存のポイント♪ 】

①残り物を冷凍するのではなく、できるだけ新鮮なうちに冷凍する
②調理のことも考えて使いやすい大きさにカットする
③できるだけ早く冷凍する
④冷凍保存用の袋を利用し、空気を遮断する

※ブロッコリーは鮮度が落ちやすい野菜です。野菜ボックスから出したらできるだけ早めに下処理しましょう。

残りものを冷凍→解凍調理しても、鮮度のいいものに比べておいしくなることはないからです!

ブロッコリーはカットして茹でておけばすぐ使えますが、冷蔵保存では傷みが早いのが残念。冷凍保存しておけば、使いたいときに少量でもすぐ使えます!

【冷凍の仕方】
①いつもより小房に分ける。少し小さめにカットすると冷凍解凍がしやすい。大きさをできるだけ揃えましょう。
②湯を沸かし、塩少々。茎に硬さが残るぐらいの「さっと茹で」がおすすめ。
③冷めたら冷凍保存袋に入れ、空気をしっかり抜いて冷凍する。

【冷凍ブロッコリー活用調理例】
・シチュー、カレー、スープ、グラタン、パスタソースに(冷凍のまま汁に入れてOK)
・冷凍のまま炒める。豚小間切れと一緒に焼き肉のたれ炒め←我が家で一番多い料理法?!オイスターソースで中華風、カレー風味…(卵のマヨネーズ炒めもおススメ↓レシピ参照)
・レンジで解凍して水分を絞り、お浸し、胡麻和え、白和え。

 

お弁当にはレンジ解凍したブロッコリーにケチャップ少々と溶けるチーズをのせて焼いたものをよく作ります。

解凍してそのままサラダのように食べるにはあまり向かないかもしれませんが、加熱調理にはカットや下茹での手間がかからないのですぐに使えて便利!

↑ 芯の部分もおいしく食べられるので、横にカットして型抜き。これもさっと茹でて冷凍しておけば、お弁当の彩りに使いやすいです。

【簡単レシピ・お弁当にもおすすめ!『冷凍ブロッコリーと卵のマヨ炒め』】
①フライパンにマヨネーズを絞り、溶いた卵をさっと炒める。8割火が通ったら取り出す。
②フライパンにマヨネーズを足し、冷凍ブロッコリーを入れる。解凍して表面に少し焦げ目がつくくらいまで炒める。
③1の卵を戻し炒め合わせ、塩コショウで調味する。

【自宅冷凍の注意点】
家庭の冷凍庫は開閉が多いので温度が上がりやすいです。2週間程度で早めに食べきりましょう。

 

 

野菜ソムリエプロ・冷凍生活アドバイザー 増田智子
参考文献:「冷凍王子の冷凍大全」)

 

 

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