ベジフルサポータージャーナル

熊本県園長先生と桃の木が生んだ、愛らしさいっぱいの桃

まつのベジフルサポーターレポート

熊本県まつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの佐藤真美です。

淡く甘い癒しの香り、梅雨のジメッとしたこの時期に爽やかに食べたいフルーツのひとつ、桃。最近ではいろんな品種があり、ねっとりとした濃厚な甘さのものから、さっぱりとした上品な甘さのものまで、色々と楽しめるようになりました。

今回は、熊本市北部にある西川農園を訪ね、桃について教えて頂きました。ご案内して下さったのは園長先生である西川徹さん。園長先生と呼ばれている理由は後ほど!早速、桃の農園に行ってみると・・・わぁ!

緑葉に映える桃の素晴らしいこと。枝いっぱいに実る桃は一つ一つが豊潤で元気がよく、エネルギーさえ感じられます。また、可愛らしくも見え愛着が湧きました。

「この桃は、はなよめという品種です。6月中旬ごろから収穫が始まります。それまでは、芽吹きの様子や葉の大きさや厚みを見て管理しています。」はなよめが終わると、多汁で甘みの強い「白鳳」、緻密でしっかりとした果肉の「あかつき」、大玉で別名アルプススィートとも呼ばれる「嶺鳳」、果肉がかたく食べ応えのある「川中島白鳳」・・・と品種を変えながら8月のお盆前まで収穫は続くそうです。

こちらでは、平棚栽培という方法を取り入れられているそうで、枝が横に広がっていました。「桃の栽培で大事なのは、温度、水、光、空気、栄養です。特に梅雨時期には晴れの日が少なくなります。少しでも多くの葉が光合成できるよう、枝を横に這わせているのです。湿度の高いこの時期は水を切り、葉を間引いて光の通りをよくします。桃は、太陽が好き!太陽の子なのです!」

太陽の子!太陽の光をいっぱい浴びた桃だからこそ、エネルギーを感じられたのかもしれません。子と言うと、なんだか子供達みたいですが、西川さんが園長先生と呼ばれる理由がここにありました。「桃の木は一本一本同じように見えて、全部違うんですよ!」

「人間に個性があるように、木にも個性があります。いつも子育てをしているように2年先を考えて枝の管理をしています。木、一本一本に育ち方を教えているような感じです。この木は13年目。実は私も就農してから13年目なのです。木と一緒に成長しているようなものです。」と西川園長先生。

13年間共に歩んできたこの木ですが、あと2〜3年で植え替えるそう。ちょっと切ない気もしますが、植え替えのタイミングこそ大事なんだとか。

西川園長先生に、スーパーでも確認できる美味しい桃の見分け方を教えて頂きました!
1.表皮に白い点々があるもの。果点と言って甘くなっているというサインです。

2.産毛が生えているもの。桃が服を着ているようなもので、病気や虫を寄せ付けない役割があります。

3.色は全体的に赤いもの

4.形はまん丸なもの。変形していると、中の種が割れている可能性があります。

5.頂点が尖っておらず凹んでいるもの。糖がのっており甘味が強いです。

はなよめという桃は早生種で、少しずつピンクに色づいていく様子が頬を染めてほほえむ花嫁のような姿から、名が付いたそうです。一皮剥くと実から果汁が溢れて出て、見た目だけでジューシー!そして、桃のやさしい香りがふわっと漂い、甘〜い空気になりました。

果肉は繊細で白くて柔らかく、ほんのり桃色。名の通り花嫁のようです。

私にとって今年初の桃!口に入れた瞬間、ジュワッと広がる果汁と甘い香りで体が喜んでいる感じ。さっぱりした上品な甘さがとても爽やかで、今までにない初めての桃の味でした。とは言え、糖度計で測ると糖度14〜15度あり十分な甘さです。

西川園長先生が育てた桃は、選果され全国に!農園を卒園する桃たちを笑顔でお見送りされていました。

さて、これからがシーズンの桃。そのまま食べても美味しいですが、スイーツとしても食べたいもの。蒸し暑いこの時期にさっぱり食べたくて、桃のヨーグルトタルトを作ってみました。タルト生地にカットした桃を乗せ、加糖ヨーグルトをゼラチンで固めただけ。冷えたピーチティーで、桃色気分。

これからが旬の桃。梅雨の時期、紫陽花を眺めながら上品な桃の香りと甘みで楽しみたいです。

熊本県まつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの佐藤真美でした。

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