ベジフルサポータージャーナル

愛知県葉の柔らかさに驚き!生食可能な春菊

まつのベジフルサポーターレポート

愛知県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの中神ルミ子です。

まずは私が生まれ育った愛知県田原市をご紹介します。場所は愛知県の最南端。小さな半島ですが、海と山の豊かな自然に恵まれていて、野菜はもちろん、花卉や畜産業も盛んです。なんと市町村別農業産出額は全国第一位!(平成27年農林水産省発表)

私が今回取材しましたのは、そんな田原市内で農業を営む吉田園。ハウス4反と畑6反で多品目を栽培しており、野菜ソムリエサミットでは、春菊、ほうれん草、里芋の3品目で銀賞をとっています。その中でも出荷が始まった春菊にスポットを当ててご紹介します。

昨年吉田さんから「こんな春菊できました!」といただいた時、私は春菊の常識を覆されました。生で食べられる春菊。春菊といえば、私は鍋物くらいしか使わなかったのですが、この春菊はサラダが一番!葉は柔らかく、春菊特有の苦味や匂いも少なく、そのまま味わうのがおすすめです。

なぜ吉田園の春菊が生で食べられるのかというと、そのこだわりは土作り。実は、吉田さんのいとこが養豚業を営み、ブランド豚「保美豚(ほうびとん)」を育てています。その飼料は遺伝子組み換えでないものを使用し、抗生物質も与えていません。吉田さんはその豚糞を堆肥として使い、その他の肥料も自分たちで材料を厳選して作っているとのことです。

春菊の栽培は10~3月で、一番美味しい時期はやはり鍋料理で使われることの多い冬だそう。暑すぎると病気がでやすくなったり、腐りやすくなるので、春菊栽培で一番難しいのは水管理。少しでも間違えるとすぐに腐ってしまいます。

出荷に際しては、「生で食べられる春菊」にこだわり、少しでも硬いものは出荷しないとのこと。吉田さんが見て、触って、噛んでみて、納得したものしか出荷しません。その徹底ぶりが「吉田園の春菊」というブランドを作り出しています。

ところで、取材中、ふと視界から消えてしまう吉田さん。なんとかがんで草を抜いていました。「草が生えてると気になるんだよね。農薬を使ってないので草取りも大変」と、口を動かしながら同時に手も動かし、少しの時間も無駄にしません。

地元の企業も注目している吉田園。私が視察に行った時も海外や地元のホテルの方も来ていました。

さて、そんな吉田さんの野菜を使っている市内のレストラン「岬のビストロ クルール」に、特別に「春菊のコース」をお願いしてみました。

春菊のサラダ&春菊のスープ

サラダにはすりおろし野菜たっぷりドレッシング。最初は野菜の味を楽しみたいのでドレッシングはかけずに食し、ドレッシングをかけるとまた違った味を楽しむことができました。スープのベースは、人参、玉ねぎ、じゃがいも、チキンブイヨン、牛乳、生クリーム。それにハーブソルトと春菊のピュレ。春菊らしさが消されることなく、とてもまろやかなスープでした。

春菊と九条葱としらすのピザ

吉田園の春菊と九条葱、そして地元産のしらすを使ったピザ。クリームソース仕立てで、春菊としらすがとてもよく合います。

春菊と保美豚のオイルパスタ
おいしくて写真を撮る前にペロっと食べてしまいました…オイルパスタにすることで、春菊と保美豚の良さが引き立てられていました。

保美豚の春菊ペースト入りピカタ

ソースはハーブトマトソース。春菊の堆肥を生み出す保美豚とのコラボレーション。想像しながら食べると、さらに頭の中で物語が広がります。

春菊は春に菊に似た花を咲かせるので、菊菜とも呼ばれます。αピネンやペリルアルデヒドなどの独特の香り成分は、たんや咳を鎮める作用があります。風邪をひいた時などに落ちてしまいがちな食欲を増進させたり、イライラした心を落ち着かせてくれる働きもあります。いろいろな成分をまんべんなく含む緑黄色野菜で、100グラム中のベータカロテンは小松菜よりも多く、カルシウムは牛乳とほぼ同量といわれています。これからの季節にぜひ食べたい野菜ですね。

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