万願寺唐辛子

ふっくらとツヤツヤと輝く黄緑色がまぶしい万願寺とうがらし。京都府舞鶴市万願寺地区で誕生した京都の伝統野菜です。

「とうがらしの王様」と呼ばれるほど大きく立派で見栄えがします。「とうがらし」という名前が付きながら甘みがあるのが特徴です。まれに辛いものに当たったりすることがありますが、これは栽培環境や自然交配が原因と言われております。種が少なく、肉厚で柔らかい為いろいろなお料理にお使い頂けます。

素揚げや天ぷらにする際は、破裂を防ぐために切れ目やフォークなどで穴をあけて頂くと安心です。加熱時間も短いほうが色や香りを活かすことができます。他、揚げびたしやおひたしなどもおすすめです。

京都以外で作られる万願寺系の甘とうとして、高知県ですと「土佐甘とう」、茨城県の「ジャンボししとう」などが有名です。