大阪府のまつのベジフルサポーター・野菜ソムリエプロ・ベジフルフラワーアーティストプロフェッサーの万ノ記子(まんののりこ)です。
暑い日が断続的に続き、梅雨シーズンもまもなく始まる時期となりました。蒸し暑く食欲が落ちる時期には野菜がたっぷり乗っている冷やしぶっかけうどんなどが、のどごしも良く食べやすいのではないでしょうか?
そして、ぶっかけうどんに欠かせないものといえば、かけダレ。
全国から選りすぐった厳選素材で作らている「旭ポンズ」。このたび半世紀ぶりとなる新商品を開発し、ぶっかけうどんにもピッタリな「旭ぶっかけポンズ」が発売されました!
この商品の生みの親である株式会社旭食品様は1967年創業で大阪府八尾市にあります。
戦前、太子乾麺所として誕生した現在の株式会社旭食品さん。麺に合ううどん出汁や蕎麦つゆを発売されたのが最初だったそうです。ざる蕎麦やざるうどんがよく食べられる夏の季節に比べ、冬の季節はどうしてもうどん出汁や蕎麦つゆの出荷が落ち込むため、年中通して利用される商品はないかと開発されたのが冬場の鍋に合い、夏はさっぱりとした和え物にぴったりの味の濃い旭ポンズだったそうです。
(画像提供:株式会社旭食品)
大阪はふぐを使った鍋『てっちり』が有名です。このてっちりに欠かせないのがポンズ。
株式会社旭食品さんでは特に原材料にこだわり、全国を巡って見つけ出した厳選素材とその相性を考え、素材の味を最大限に引き出す製造工程で手間暇かけて伝統の味を引き継いでいらっしゃいます。
出汁を取るための昆布には北海道産の利尻昆布を使用。
(画像提供:株式会社旭食品)
乾椎茸は本場大分県を中心に香りの良いモノを厳選して使用されています。
椎茸から抽出したした独特の風味や旨味は、ポンズやつゆの大事なアクセントになるそうです。
(画像提供:株式会社旭食品)
厳選された混合節は出汁の決め手。創業者である先代社長が各地の鰹節を吟味し、たどり着いたのが宮崎県や熊本県といった九州の鰹節。
その鰹節とサバ・うるめ・イワシなどを調合した混合節で取った出汁は、深いコクと風味を与えてくれます。
(画像提供:株式会社旭食品)
ポンズの香りを決める重要な素材であるスダチは徳島県産の特定生産者さんから仕入れたものを使用。他にもユコウやユズなどの柑橘類で爽やかな香りを引き出されています。
(画像提供:株式会社旭食品)
美味しいポン酢の決め手となるさっぱりとしたスダチの香り・柑橘の酸味を活かしたこだわりのある味の濃いポンズ。果汁の配合は今も二代目である高田悦司社長が行ってらっしゃいます。
(画像提供:株式会社旭食品)
創業当時からの仕入れ先を今も変えずに、先代社長の並々ならぬ熱意と努力が生み出した伝統の味を守りながら今では全国区になったこだわりのポンズを作り続けられているのです。
(画像提供:株式会社旭食品)
そして平成29年5月、「旭ポンズ」が誕生して半世紀ぶりに新商品が発表されました。
その名も「旭ぶっかけポンズ」。従来の「旭ポンズ」は鍋に負けないよう濃いめで酸味の効いた味が特徴でしたが今回発表されたこの新商品は伝統を引き継ぎながら酸味を抑え、ほどよい濃度で出汁の風味と甘味を感じる爽やかな味が特徴です。
早速この旭ぶっかけポンズを使って冷やしぶっかけうどんを作ってみました。
黄色パプリカ・赤パプリカ・中玉トマトを千切りや角切りにし氷水でしめた麺に乗せ「旭ぶっかけポンズ」をかけたらできあがり!梅が練り込まれた和歌山県の特産梅うどんに合わせてみましたが、この梅のぶっかけうどんにもほどよい酸味のまろやかなポンズがよく合いました。
50年続いている伝統の味に新しい風を吹き込むべく高田社長の息子さん達3人(長男・雅規(まさのり)さん・次男・浩徳(ひろのり)さん・三男・智至(とものり)さん)が、兄弟で力を合わせ調味料の配合に試行錯誤を繰り返し作り上げた逸品。甘味には黒糖を使用するなどコクにこだわり、瓶のラベルも一新されました。
(画像提供:株式会社旭食品)
家族で食卓を囲み団らんしながら手軽に食べて頂けるものに仕上げたかったというこの新商品は、ぶっかけうどんの他に冷し中華・和風パスタ・冷奴・サラダ・しゃぶしゃぶ等々にも使える優れもの。
全国の皆様の食卓に笑顔と美味しさを届けますの精神で伝統を大切に引き継ぎながら来年の創業70周年にむけて新たな目標に向かって歩み続けてらっしゃいます。
「旭ぶっかけポンズ」は近畿圏のスーパーなどで夏頃までの期間限定販売を予定されています。見かけられた方は、伝統の味「旭ポンズ」と「旭ぶっかけポンズ」との食べ比べをぜひ楽しんで頂きたいです。
ホームページはこちら→株式会社旭食品
大阪府のまつのベジフルサポーター・野菜ソムリエプロ・ベジフルフラワーアーティストプロフェッサーの万ノ記子(まんののりこ)でした。