まつのベジフルジャーナル
JOURNAL
愛媛県 愛媛の苺の新品種「紅い雫」
皆様こんにちは。
愛媛県のまつのべジフルサポーター シニア野菜ソムリエの やのくにこです。
JA東宇和苺部会長を務める酒井敏幸さんのハウスの中は苺の甘い香りが漂っています。酒井さんのハウスでは「あまおとめ」と「紅ほっぺ」を掛け合わせてできた新しい品種「紅い雫」が真っ赤に色づいています。平成26年6月に県は品種登録出願し「紅い雫」と名付けました。
ハウスに一歩入ると汗が噴き出します。日中は27℃の温度を保ち南国のような暑さ。
「苺の色づきは温度だけじゃなく日照時間も重要。反射シートを使って苺に光が乱反射するように工夫しています」と酒井さんは話してくれました。 苺のハウスの中はとても整然として綺麗。14アールの広さで高設栽培していますが、足元にゴミひとつ落ちていないのです。美味しさの秘訣は行き届いた細やかな栽培管理。そして、生産履歴の記帳など安心安全な苺づくりに力を注いでいます。水やりはハイテク。日照量をコンピューターで計測して5万ルクスで1回灌水するようにセットしています。水や液肥の量は生育状況を見てこまめに調整することで美味しい苺ができます。
酒井さんの作る苺の一番のファンは、7歳になる孫の悦志くんと1歳の柊司くん。「美味しいって毎日食べてくれますよ」と顔がほころんでいました。宇和地区では生産者が7件、53アールで栽培していますが数量がまだあまり多くないのです。「これから栽培量を増やして愛媛の新しい苺としてファンを増やしていく取り組みも重要」と意気込んでいました。果実も程よい硬さがあり完熟出荷ができるため糖度も高く香りも良い。そのまま食べても、お洒落なスイーツに加工しても楽しめます。大粒の苺5個食べると1日に必要なビタミンCが取れるとも言われています。風邪予防に、美肌作りに美味しい苺を毎日食べてみませんか。それでは、バレンタイン用のレシピと美味しい苺をサンドしたクリームパンの作り方をご紹介します。
【ストロベリー・バレンタインチョコ】

<材料>1箱分大き目の苺6個、板チョコ1枚
<作り方>
1、イチゴはヘタ付きのまま洗って水気を 拭いておきます。
2、板チョコは刻んで湯煎で溶かします。
3、苺のヘタを持って溶けたチョコレートをつけてオーブンペーパーの上でチョコレートが固まるまで置きます。
4、好みのパッケージに入れて完成です。*苺はバラ科の植物。花言葉は「幸せな 家庭」「尊敬と愛」。お父さんや恋人に苺のバレンタインチョコ作ってあげてくださいね。
【イチゴ入りクリームパン】