ベジフルサポータージャーナル

静岡県誕生から20年!高糖度トマト「アメーラ」

まつのベジフルサポーターレポート

こんにちは。静岡県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエの小櫛香穂(おぐしかほ)です。

静岡県は温暖な気候と日照時間の長さもあり、昔から施設園芸栽培が盛んに行われています。その栽培品目は多く、メロンやイチゴなどのほか、周年栽培で枝豆やトマトなどもあります。先月には高糖度トマト「アメーラ」が誕生20周年を迎えました。

「アメーラ」は株式会社サンファーマーズが栽培する高糖度トマトのブランド名で、静岡県と長野県の豊かな自然のなか最新技術と高い品質管理によって栽培され通年出荷されています。ラインナップは「アメーラ」「アメーラルビンズ」「ルビンズゴールド」の3種類。「ルビンズ」はビーンズのような独特の形で、見た目はブドウの粒のよう。肉厚のパキッとした歯ごたえで、デザートタイプの高糖度ミニトマトと言われています。こんなに小さいながらもこのサイズで成熟するように独自の技術で栽培されています。

品種は現在主流の大玉トマト「桃太郎」系で、通常の糖度は5度前後。そのトマトの苗をスリランカの椰子ガラを入れたポットで栽培し、日射量、温度、湿度、二酸化炭素濃度等をセンサー感知で徹底的に管理していきます。そうすることでサイズは3分の1程で成熟し、高い糖度と濃縮された旨みを持つトマト「アメーラ」が育ちます。 

その美味しさは「全品糖度チェック」で保障されており、「アメーラ」の名前で市場へ出荷されるには、厳しい糖度基準をクリアしたものに限ります(1月21日~6月15日の間は8度以上、6月16日~1月20日の間は7.2度以上で出荷)。周年栽培のトマトですが、糖酸のバランスは季節により変わります。そのなかで、特に甘味が強く感じられるのは4~5月。そうまさに今これからだそうですよ。

今回、静岡県内の農業生産法人4社が設立したサンファーム富士小山の株式会社さいとう農園代表取締役齋藤久哉様に栽培の様子を取材させていただきました。山間の自然豊かな小山町に4ヘクタールもの敷地に20棟のハウスが並び、こちらは【農林水産省次世代次世代施設園芸導入加速化支援事業の静岡県拠点】でもあります。また、防災と地域の成長を両立させる静岡県【内陸フロンティア】の事業の一環でもあり、地域資源の利用や雇用の創出、エネルギー供給、防災など、さまざまな取り組みが行われています。

この「アメーラ」は、シェフや消費者など食べた方々の口コミだけで全国区のブランドトマトとなった経緯があり、実は私もレストランで口にしてファンになったその一人。トマト一筋でさらに高みを目指し続ける齋藤久哉社長に今後についてお尋ねすると、「トマトの美味しさを糖・酸のバランスだけでなく「うまみ」についてものもっと深く研究し追求していきたい」とのこと。現在では「アメーラを作りたい」「サンファームに就職したい」という未来の担い手が多く現れていて、まだまだ進化するであろう高糖度トマト「アメーラ」のが楽しみです。

そんな「アメーラ」はそのまま食べても十分に美味しいのですが、せっかくなので休日にアメーラを使って、いつでも誰でもすぐできる簡単トマトランチを用意しました。

サラダ

ルビンズ(赤・黄)と見た目の似ているブドウ(緑)を使いました。サイズもほぼ同じなので、ピックに刺して並べても目を引きそうですね。

トマトのムースでカプレーゼ

トマトと生クリームをミキサーにかけてゼラチンで固めます。トマトをくりぬいてカップを作った際にはそのゼリー部分も一緒にミキサーへ入れてくださいね。攪拌するので形の悪いもの、ゼリー部なども丸ごと無駄なく使えますね。

トマトの肉づめに

トマトカップを作り、その中に豚ひき肉を詰め、チーズをのせてオーブンで焼くだけ。トマトの旨み×肉のうまみはきっとだれでも好きなはず。これも簡単なうえにオーブンにお任せできるので、来客時などの同時進行での調理にはおすすめです。

フルーツコンポート

フルーツを蜂蜜に漬けて冷やしました。デザートとは言えないほど簡単です。こちらにもこっそりルビンズがいますよ。トマト尽くしのランチです。

静岡県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエの小櫛香穂でした。
取材協力:株式会社さいとう農園 代表取締役齋藤久哉様
アメーラHP:http://www.amela.jp/

静岡県の記事