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2011年 9月 5日 (月)

緊迫の産地より〜長雨・台風の爪跡

by admin

今回の台風の影響も含めてレタス類等の洋菜の産地が更に大ダメージ
受けております。



目を疑うような風景は
昨日の長野県川上村のレタス畑の様子です。


連日の降雨と低温により、川上村全体の洋菜類の産地状況は極めて深刻な状況です。


現在、収穫直前〜生育途中の玉レタスについては、外葉は強い雨により傷めつけられ、

一斉に腐敗病(タール病)が発生・蔓延し続けております。




雨の為に消毒ができずに、病害は更に広がっていく



ここまで被害を受けてしまった畑から収穫できるものは通常の1〜2割程度・・・



非結球レタスも外側の葉からどんどん溶けていってしまう





今後の天候次第ですが、早くとも例年では出荷終盤に当たる9月20日以降までは、

産地状況が回復する見込みはなく、非結球レタスだけに限らず、

今後も、洋菜類全般で厳しい状況が続く見通しです。


昨日も強い雨が降っており、圃場内のマルチ畝沿いや圃場の際の道路沿いには水が溜まっていました



標高1,300m付近の秋山・梓山地区においても、9月でここまで産地状況が最悪な事態過去になく


昭和57年以来の大惨事になっています。
(1982/09/12 台風18号被害:東日本を縦断、死者22人)

レタス類は昨年度も高温・干ばつによって深刻な被害を受けましたが
9月時の出荷量に対して、
今年は昨年対比でのそれを更に下回る事から事態の深刻さが伺えます。



弊社におきましては

各産地、出荷団体、生産者のみなさんと協力し、

出来る限りの商品を調達、納品させていただきますよう努力してまいります。



通常では収穫しないようなものでも収穫せざるを得ない状況に生産者の胸も痛みます


現在は平時にあらず、有事であるということをご認識いただき

品質や歩留まりの低下に関しましてもご理解をいただきたく

何卒よろしくお願いいたします。



          【株式会社まつの 常務取締役 商品本部長】 


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