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2011年 1月 20日 (木)

地球の未来をトマトにのせて〜熊本八代

by admin

「こんな世の中だからこそ、
 美味しいトマトを食べてもらって、
 せめて食には夢を持ってもらいたいんです。」




「夢農場」の富崎さんは農場の名前の由来を語ります。

夢農場の特長は
こだわりの土作りと肥料にあります。

熊本県八代地方は
干拓地特有のミネラルを豊富に含んだ土壌と温暖な気候によって
「トマト生産量日本一」です。



富崎さんはミネラル豊富な土壌に合わせ、
海水と蟹殻を醗酵させたものと、
米ぬか・もみがら等をブレンドした
オリジナルの有機質肥料を使用しています。

長年の試行錯誤によって色々試した結果
たどりついた肥料のブレンドですが
今後も、少しでも良さそうな物があればすぐに取り入れていくそうです。



富崎さんは農薬もほとんど使用しません。
にんにくや米酢、乳酸菌を使うことによって
農薬の使用は慣行基準の4分の1に抑えています。



低温、曇天はトマト栽培にとって非常に厳しい気象条件です。
ここのところ八代地方も連日の冷え込みと曇天で
富崎さんのトマトにも影響が出てきつつあります。



現在10段目まで実がなっていますが
それ以降の花の着果が悪く
今後の出荷量が落ち込んでくると予想されます。



富崎さんは完全個人選果



生産から選果、出荷、販売まですべて個人で行います。

選果場は自宅の倉庫にあり、畳敷です。
ここでご家族とパートさんと、4〜5名で選果を行っているそうです。




富崎さんの夢は
地域環境を汚染せず蘇らせる農業の実践
自然との共存共栄を大切にし、
健康な土作り、健康なトマトの生産を目指しています。




お土産にいただいたミニトマト(わざわざご用意してくれていました!)は
甘みと適度な酸味とがバランスとれていてとても美味しく
富崎さんの夢がたくさん詰まっているような気がしました。


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