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2010年 8月 21日 (土)

アボカドの切り替わりについて

by トマトラヴ

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左がニュークロップ
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こんなに緑色の色ですが...
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中身はスプーンで簡単にすくえる柔らかさ。
8、9月は丁度、タマネギで言うところの新タマネギからひねのタマネギに切り替わると同じようにオールドクロップ(ひね)からニュークロップ(新物)に完全に切り替わる時期です。

新ものは、果皮が緑色の状態でも、果肉が食べごろに柔らかくなることがあります。

このため、この時期のアボカドは果皮の色だけで熟度を判断しないようにしてください。

色だけで判断してしまうと食べごろをとうに過ぎてしまう...。ということもございます。

皮の色が真っ青なアボカドでも、触ると少し柔らかい感じのあるもならば、切ってみると、スプーンで簡単にすくえるくらいの柔らかさなのです。


■ニュークロップは水分量が多い為に、外側の色の変化よりも早く果肉の追熟が進行します。このため果皮が緑色のまま、果肉がやわらかくなる傾向にあります。

オールドクロップ(ひね)の時のような果皮のカラーまで追熟をしてしまうと、果肉が軟らかくなりすぎたり、果肉が黒変してしまう可能性が非常に大きいです。

このため、8、9月のアボカドの適熟期を判断するには、目視ではなく、触感(果皮を触った際の弾力)での熟度判断が必要となってきます。

簡単な方法としては、アボカドを手全体で握ってみて、ごつごつとした硬さではなく、なんとなく手に吸い付くような感覚、弾力感を感じれば食べごろのサイン。

但し、オールドクロップの時のような柔らかさまではなりません。皮も同じように若く張りがあり、かたいので、ある程度の堅さを感じます。

(頭(ヘタの近く)を指で押すと、押す強さによってはその部分から黒く変色してしまうことがありますので注意してください。手のひら全体で包むようにして硬さを見てください。

また、新物は若い果実のため、油分少なく水分が多いさっぱりとした味の印象です。
言い方を変えると「水っぽい」「味が薄い」という印象になってしまいがちですが、今しかない新もの特有の味ですので、ご理解くださいますよう宜しくお願い致します。


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