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2010年 11月 2日 (火)

大田市場見学

by シニア野菜ソムリエmiwa

先日、早朝6時半から大田市場見学に行ってきました。

朝早くから活気があり、ここに来ると、
その時期の旬野菜はもちろん、
各野菜の前線がわかってきます。


群馬県産キャベツの箱

キャベツなら今までは群馬、長野が主流でしたが、
そろそろ終わりに近づき秋のメイン産地の茨城県や、
冬場のメイン産地の愛知県千葉県にシフトして行きます。


千葉県産キャベツの箱


大田市場は

・東京青果
・荏原青果
・一印(神田青果)


この3つだけで成り立っていて、
同じ市場の中に、中卸、そして小売店があるのも、
価格の流れの勉強になります。

時おり、イベントも催されており、
私が見学に行った日は、
秋の味覚ということで、
茨城県の薩摩芋「紅まさり」
先着100名にプレゼント!
というイベントが催されていました。



箱を開けるとキレイな紅色の、やや小ぶりの
薩摩芋が入っていました。




市場内では早朝から真剣な顔つきで
競りに挑む方々の姿も!



また現場に行かなければわからない
その日の野菜や果物の卸価格も開示されます。

早すぎてもまだ貼りだされていないので、
7時〜8時頃に行くのがベストだそうです。
(8時過ぎには取り外されます)



珍しい野菜のコーナーもあり、
写真左上は紫芋
皮は土色ですが、中は紫色なんだそうです。

右上は、もみ菜

左下は、ちぢみ小松菜
小松菜の葉っぱが縮れています。

そして右下はパープルエッグという
紫と白のゼブラ柄のナスです。




果物の競りも行われていました。
かなりの迫力です。



果物も見て回りましたが、
メロンは贈答品に欠かせないため、
年中、市場で取引されているそうです。


この日は千葉、静岡、高知産のものが見られました。



夏場はカリフォルニア産など輸入イチゴが
多かったそうですが、
そろそろ国内産のイチゴも見られるように。
この日は栃木県産のものでした。



輸入フルーツコーナーでは
グレープフルーツが一際目立っていました。

市場の方のお話によると、
今年は黄色のグレープフルーツが少なく、
ほとんどがルビー種と
今まではめずらしいと言われていた
グリーンのものが多くなってきているそうです。

今のグリーン種はカリフォルニア産のオロブランコですが、
イスラエルのスウィーティーにシフトしていくそうです。

2時間弱の見学でしたが、
各野菜や果物の前線を知る原点は
やはり大田市場ですね。

週に一度は訪れて、お勉強していこうと思います。


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