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2010年 5月 1日 (土)

産地視察報告【東京都 柳勝遠藤農園】

by トマトラヴ

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黄色いズッキーニ
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アイコトマト
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フ入りの大きな葉はごぼう
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生育遅れ気味なレタス
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寒さに負けず伸びているほうれん草
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普通の空豆の花
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生食用空豆の花
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空に向かって伸びるから「空豆」
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満開の花大根
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畑に残った物を試食
東京都にある柳勝 遠藤農園に行ってまいりました。

「今年は本当に天気が読めず、寒い日が続いているので予定よりも大分生育が遅れていて予定が立たずに困っています。」

と、遠藤さん

定植間もない野菜がほとんどでしたが、4月なのにもかかわらずこの寒さ、縮こまっているようでした。

遠藤さんはこの地で代々続く農家。
昔は小松菜や、白菜などを作っていましたが、現在は少量多品目の栽培を年間を通じて行っています。

伺った4月も種を植えたばかりのものから、生育中のものまで合わせて約20種類の野菜が有りました。

まず一つ目のハウスはズッキーニ。
と、言っても遠藤さんのところでは緑色のズッキーニは作っていません。
理由は?と聞いたところ、緑は面白くないし、何となく黄色い方が美味しい気がする。と。

あくまで、自分が食べて美味しいと思うものしか作らないというこだわり。
さすがです。

ハウスには、長細い形が特徴的なアイコミニトマトや、今年実験的に作るという、紫色のトマト(黒トマト)などがありました。
胡瓜や、とうもろこし、水菜にラディッシュ、小松菜、少しずつのスペースにたくさんの種類が植えられています。

また、暖かいハウスには、播種されたばかりの野菜の苗もたくさんありました。
枝豆
頬月
黒落花生
アンデスメロン
スイカ
パッションフルーツ
などなど....

外には大きな葉っぱのゴボウ。
エシャロットに長ねぎ、玉葱。
ほうれん草、空豆。

空豆ってどうして「空豆」っていうか知っていますか?
豆が天に向かって伸びるから。
だから別名「天豆」ともいうのです。

空豆もイタリアから来た「ファーベ」という生で食べる空豆と普通の空豆の2種類を栽培。ファーベは花が白いので見分けがつきます。このファーベはワインと合わせて食べると美味しく、イタリアの方が好きな豆なのだとか。
もっと気温が高くなったらワインもいいけどビールと一緒に食べたいものです...

しかし、マメ科の花ってとてもきれいですね。

それから、トンネル栽培のレタスはどうかと、のぞいてみるとやはり生育の遅れが。
葉が小さくて巻いていません。本来この時期にはもう少し大きくなるはずが、冷たい雨や気温の影響で遅れ気味。

寒い中にも、可憐に咲いている花畑をハウスの横に発見。花大根です。淡い紫色が満開でした。

出荷が終わってしまい畑に残っていた人参を試食。少し堅くなってしまっていましたが、来期(冬場)に楽しみな味でした。

こちらの産地は6月頃から出荷がスタートします。


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