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2011年 10月 24日 (月)

ベジフルサポート勉強会(トマト編)

by archives

 先日、まつのにて、トマト勉強会を開催しました。



大玉、中玉、小玉を合わせた
29種類ものトマトを食べ比べ
し、

■トマト自体について
■まつののお客様のトマトのニーズについて


など、学び意見交換を行いました。

以下のとおり ご報告いたします。
(勉強会以外の情報は出典を付記します)



1.品種について
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・前提条件:

(1)農家さんの耕地の風土に合ったもの

(2)日持ちでき、病害虫に強いもの

(3)青臭さの排除されたもの
(例:桃太郎の登場) が栽培されている


桃太郎8(エイト)
種の部屋が、通常は5〜7つある所を、8つあるように品種改良されたもの




 

2.産地について
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夏秋(かしゅう)トマト : 9月20日現在において収穫できるもの

・夏秋トマトの産地:

  もともと、
 南米アンデス地方が原産のトマトは、夏の低地産地では 高温のため栽培
 ができない。そのため日本では、比較的涼しい東北地方や北海道、標高の
 高い場所で生産される。
  また、日中と夜間の気温差が大きい場所では、美味しいトマトができます!

 


3.栽培方法について
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・トマトの味は品種だけではなく、栽培方法にも関係する

例:
まつのの社員(実家がトマト農家)の新品種のトマトは、水をやりすぎて酸味が強く甘みのないものになった




4.お客様のニーズについて
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・液だれのしないもの:
ゼリー質が溢れ落ちないものが好まれる

・ミニトマト:
包丁を入れる必要がないため、手軽さが好まれる

・モスバーガー様:
ハンバーガー内の厚切りトマトの存在感を出すため、酸味元である
ゼリー質と甘味のある果肉が満遍なく配置されるものが良い

・高齢者施設様:
できるだけ皮が薄く、口のなかに残らないもの、栄養価の高いものが好まれる

・トマトの皮について:
お客様は皮の薄いものを好むが、ある程度厚くないと物流に耐えられない








<感想と今後の課題>

 本当にトマトの好きな方というのは、ただ甘いだけではもの足りず、
酸味と甘み、風味の絶妙なバランスを楽しむというのを聞いたことが
あります。
 
 上記にも挙げましたが、野菜には品種、栄養素、産地、時期、
食べ方(加工の仕方)があり、一つひとつ丁寧に習得していくことが
重要であると思いました。

 そのためには、野菜の特徴をデータベース化していきたいと思います。

 また、トマトには「旨み」や「アクをとる」作用があることもわかって
おり、今後のまつのの取引先ともなりうる、高級ホテルや割烹の分野へも
これらのことが期待されると感じました。


by ゆり


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