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野菜の入荷量急減(続報)【天候不順による影響】

先日来の降雨・曇天、台風21・22号による影響の続報をお伝えいたします。

<品質低下>
一見、傷みがないようでもトロケ、腐り等が非常に出やすくなっています。納品後は速やかに冷蔵庫へ格納ください。在庫は持たずにこまめな発注をお願い申し上げます。

直近の影響先々の影響

直近の影響

レタス類

主要産地・茨城では、10月来の日照不足により生育不良に陥り出荷量が激減、小玉が多発。出始めたばかりの次産地・静岡県では台風21号の被害により傷みや病害が発生し出荷量が激減、同じく小玉傾向。

いずれも野菜自体が弱り収穫から納品までの間で経時変化による傷みが発生する可能性が高くなっています。

きゅうり

東北から九州方面への端境期に加え、現在の主産地、関東近県での天候被害が大きく、正品率の低下、価格高騰が発生。

小松菜、ほうれん草、春菊など

関東近県産地、および近畿の産地で圃場の冠水、ハウスの倒壊等の台風被害が大きく、入荷が激減。強風による葉の傷みも発生。

ししとう

主要産地の高知ではハウスの倒壊、冠水等、過去にない甚大な被害。回復は12月中頃までかかる見込み。他産地からの確保に努めていますが、欠品もしくは代替品のご提案をさせていただく場合がございます。

水菜

一部のハウスで冠水や倒壊が起こり品薄高値。弊社契約産地の水菜も入荷の日量が半減し、契約数を下回る状況。他産地も状況は同様、今後の天候次第ですが回復は来週以降の見込みです。

ピーマン

果実の肥大不足、浸水したハウスでは病気の懸念があり、土壌消毒のためにしばらく収穫作業ができず、現在の主産地である高知・茨城、ともに入荷量が激減。

茄子

厳しい産地状況は他品目と同じ、高知県産の品質低下が著しく出ています。

ブロッコリー

入荷数が減少、B品や小玉が多発。強風で傷つき、病気が発生している圃場も。品質の安定している輸入品へのシフトをお勧めします。 回復は11月下旬頃になる見込み。

大葉

生育が滞り、入荷量が減少。高知県では過去にない甚大な被害。弊社の契約産地からは契約数の供給は受けていますが、病気の発生などがあれば一気に不足しかねない状況。

ハーブ・つまもの類

ハウスが冠水した産地もあり、品質不良や生育不良が発生、入荷がかなり減少。台風22号の影響次第では、被害か拡大する恐れもあります。

 

先々の影響について

葉物・果菜・根菜類全般(レタス・キャベツ・白菜・大根など)

定植作業ができない産地が出ています。定植済の苗も強い風で萎れる、冠水などがあり、年明け1月以降~3月頃の収穫量や品質に影響が出る可能性が高くなっています。

トマト・ミニトマト

花飛び等の可能性があり、12月中旬以降~年明け頃の収量減が懸念されます。

ピーマン

次の段での花落ちが見られ、11月下旬までは極めて少ない状況が続きます。

新たまねぎ

静岡で生育中の圃場の約5割が冠水。水の引きが悪くB品以下の比率が高まる見通し。

国産いちご

花芽が飛び、果房が出てこない産地あり。来年2月下旬~3月上旬頃の二番果・三番果に減少の影響が出そうです。

 

一見普通に見える野菜もとても弱く育っており、トロケ、腐り等、非常に傷みやすくなっております。納品後は速やかに冷蔵庫などへ格納頂き、在庫は持たずにこまめな発注をして頂けますよう、重ねてお願い申し上げます。

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