産地情報

愛知県東三温室園芸農業協同組合 ハーブ部

所在地
愛知県豊川市
取引品目
バジル 、イタリアンパセリ 、ディル 、ペパーミント 、セルバチコ 、ローズマリー 、タイム 、セルフィーユ

高品質のハーブを周年出荷する一大産地

圃場があるのは、奥三河を源とする「豊川(とよがわ)」が三河湾にそそぐ河口にほど近い地域。豊川によって堆積された肥沃な耕地と、温暖で適量の雨に恵まれた気候を活かし、花穂、菊葉、菊花などのつま物や大葉の産地として発展してきました。

1997年(平成9年)からハーブの生産・出荷を開始。2018年にはハーブ部会結成20周年を迎え、長い歴史の中で、確かな実績と信頼を獲得してきた一大産地となっています。

栽培品目も、まつので取り扱わせていただいているバジル、イタリアンパセリ、ディル、ペパーミント、セルバチコ、ローズマリー、タイム、セルフィーユのほか、タラゴン、レモングラス、マジョラムなど多岐に渡り、高品質のハーブを周年・安定供給いただいています。

弊社の取り扱いのなかでも、確かな品質と扱いやすい規格、さらに各圃場とのつながりがしっかり確立されている産地。一大ブランドであるがゆえんを感じます。

  • 予冷設備を備えた新集出荷センター(2010年竣工)

  • 2018年にハーブ部会創設20周年を迎えました

  • 室温約10℃の予冷冷蔵庫

  • バジルは日量1万パック以上、その他のハーブも数千パックが日々入荷します

  • 商品の規格・内容量・品質の検品を徹底

  • パック単位でトレーザビリティが可能

  • 粘着捕虫シートを活用し農薬の使用を低減しています

  • ペパーミント。弊社のお客様のニーズにあう小ぶりのサイズで出荷いただいています

  • バジル。季節によって土耕・水耕栽培を組み合わせ、周年安定出荷を実現

産地の特徴

さまざまな取り組みで安全・安心・高品質を実現

予冷・適温管理の徹底

各生産者から東三温室集出荷センターに入荷するハーブは出荷を待つ間、約10℃の冷蔵庫にて予冷をかけます。出荷の際には低温に弱いアイテムや、納品先が遠方で長距離輸送となる商品は、ハーブのケース(箱)をさらに二重構造のダンボール箱に入れ、輸送中の冷気による低温障害を防ぐなど、もきめ細かな養生を行っています。

検品の徹底

集出荷センターの各所にホワイドボードが設けられ、商品の規格・納品方法の周知や検品結果の共有を行っています。品質不良のクレームも生産者番号つきで詳細な内容を公開。クレームが発生した生産者は厳重検品対象となります。

生産者自ら検品・出荷作業を担当

検品・出荷作業は生産者が当番制で行っていることもハーブ部会の特徴です。検品で発覚した品質不良や顧客から寄せられるクレーム情報を生産者自ら集約し、生産者同士で通達。こうした情報をもとに、それぞれが圃場で品質改善に取り組むことが、産地全体の底上げにつながっています。

GAP(農業生産工程管理)の手法を取り入れた「愛知県版GAP」を実施

まつのとの取り組み

細かな出荷規格に対応、お客様のニーズに共に取り組む

常に密に連絡を取り、収穫する葉の大きさや食味などお客様のニーズに合わせた細かな規格に対し、ときには生産者の方を指定して応えていただくなど、きめ細かな対応をいただいています。大型の注文には作付計画から取組み、需要に応えられるようできる限りの体制を組んでいただく心強い存在です。

品質改善にも共に取り組み、弊社入荷品に品質不良があった際には画像をフィードバックし、栽培・出荷の改善につなげていただいています。異常気象や季節の変わり目など天候によるやむを得ない事情がある際には、弊社からお客様に状況をお伝えするなど、産地と連携して商品と情報を「つなぐ」ことに努めております。

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