産地情報

千葉県有限会社アーバンファーム

所在地
千葉県柏市
取引品目
ディル 、バジル

2つの工場の連携により多種多様な品目を安定供給

工場は本社併設の柏工場と野田工場の2カ所。柏工場ではバジル、ディル、チャービル、デトロイト、サンチュ、サラダ菜を、野田工場ではバジル、フリルレタス、リーフレタス、サラダ菜を生産されています。両工場とも全品目に対応する生育設備を備え、用途や出荷数量に応じて連携を取りながら稼働されています。

衛生面の徹底

事務所と工場を分離させ菌を持ち込まないことを厳守し、前室、中室、準備室と段階を経て工場内に入ります。また5Sの徹底に注力し、異物混入がない、栽培期間農薬不使用の安全・安心なハーブを生産しています。

品質にもこだわりを

バジルは、栽培方法の工夫によって低温障害に強く、寒い場所に置くことがあっても変色しにくいように育成。ディルは小ぶりで使いやすく、チャービルは窒素の割合を抑え色が柔らかく料理を際立たせる色合いを追求しています。長期保管しても鮮度劣化が少ないことも特徴です。

人員を確保し安定供給体制を確立

安定供給には人員確保が欠かせません。同社では地域に密着して地元のパートスタッフの方々を積極的に採用し、経験豊富な従業員の方々が30名程在籍しています。生産量は2つの工場でバジルは日量20kg以上、その他のハーブやレタス類も安定供給体制を確立しています。

 

  • バジルは低温障害に強いことを目指して栽培方法を工夫

  • チャービルは肥培管理で柔らかな色合いに。

  • 収穫後1週間経過したチャービル。鮮度を保っています。

  • フリルレタス

  • リーフレタス

  • サンチュ

産地の特徴

植物工場の先駆けとして高い栽培技術を確立

創業は1999年。造船業界でエンジニアとして経験を積んだ白尾格代表取締役社長が、工業技術を活かした農業として「植物工場」に可能性を求めて同社を設立されました。

まだ今ほど植物工場が広まっていない時代、設備や栽培のノウハウが少ないなか試行錯誤を重ね、栽培技術を確立してこられた先駆け的な産地です。

植物工場は設備コストが課題となることが多くありますが、エンジニア出身の白尾社長ならではの見極めで過剰投資を抑制。「予算はかけるべきところにかけ、無駄な設備に費用は投じない」との姿勢で、経営効率を高めることを重視されています。

白尾格社長と弊社商品部担当者

まつのとの取り組み

10年を超える長期にわたるお取組み

弊社とのお取引は2004年からスタート。10年を超えるお付き合いとなり、深く長くお取組みを重ねています。ハーブ類はシーズンによって需要の変動が大きいため、発注予測をあらかじめ共有してそれに基づいた栽培計画で生産していただくなど、密に連携を取りながらお客様への安定供給に努めています。

関東エリアの提携産地レポート 記事一覧