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2011/05/17(火) 00:00
行列の出来る羊羹屋【小ざさ(おざさ)】
    by archives

一般的な和菓子として知られる
【ようかん】



今やコンビニやスーパーなどにも並び、身近な存在になった「ようかん」。
しかし、あまり日常的に口にする人は少ないのではないでしょうか。
私もその一人でした。

しかし、そんな私にもようかんに興味をもつようになるキッカケが。


「深夜から並ばないと買えないようかんがある!」

それは、ある日まつのの事務所内にのぼった一つの話題でした。
みんなその言葉に興味津々です。もちろん私も。

「毎日大行列なんだって!」
「一日に数個しか売らないとか…」
「整理券が配られるみたいだよ」

様々な情報が飛び交います。

そして…ついに、まつのからチャレンジャーが。

見事「小ざさ」のようかんをゲットしたらしいのです!!すごい!



整理券が配られるのは午前8時30分から。
しかしなんとその人は深夜の2時から吉祥寺に臨んだのだとか。
しかもその時すでに4,5人の人が並んでいたというのですから…驚きです。

1番目に並んでいた人に
「何時から並んでいるのですか?」と伺ったところ
なんと午後11時から という回答が。

皆さんの「小ざさ」に懸ける思いが伝わりますね。

「小ざさ」の羊羹はやはり数量限定で一日150本。
おひとり様5本まで!つまり…

一日30人限定ということですね。



さてさて、気になるお味は♪



う〜ん、小豆の味がしっかりしています。
丁寧に練られたきめ細かい羊羹で口当たりもなめらか。

上品で正統派な、「日本の和菓子の味」ですね!

ようかんの魅力を改めて知った私は、さっそくようかんについて調べる事に。
「ようかん」とインターネットで検索をかけるためにキーボードで打ち込んでみると
【羊羹】と変換されました。
ん?
【ようかん】を漢字にすると
【羊羹】。
↑なぜ「羊」なのか・・・。
というか、「羹」ってナニ??

さっそく、羊羹の歴史を調べてみました。

すると、驚きの事実が。

【日本の伝統的な和菓子】である羊羹、なんと元々は
中国の料理!だったんだとか。

中国の「羊羹」は、字の如く
「羊の肉を煮たスープ」のことで、これが冷めると肉のゼラチンによって
煮凝りの状態になるのです。

これが鎌倉時代〜室町時代に日本に伝わったが、
当時肉食が禁じられていたため
羊肉の代わりに小豆を使ったものが、日本における
「ようかん」の原型になったとされています。
(諸説ありますが。)

さて、そんな歴史ある羊羹、
その中でも日本的で優しい味の【小ざさの羊羹】

皆さんも一度試してみてはいかがでしょうか?


by とも



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