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2014年 2月 7日 (金)

大阪産(もん)食材検討会in東京

by トマトラヴ

大阪食材検討会に参加してまいりました。
大阪産(産と書いて「もん」と呼びます)

大阪産(もん)とは...
大阪府域で栽培・生産される農産物、畜産物林産物
大阪湾で採取され大阪府内の港に水揚げされる魚介類
大阪府域の内水面で生産・採取される魚介類と、
それらを原材料にした加工食品、大阪の特産と認められる加工品

の事をさすのだそうです。



詳しい内容はこちら
↓↓↓↓
http://www.pref.osaka.lg.jp/nosei/osakamon/

今回はこの大阪産(もん)の食材を関東にも広めるために
プロの料理人の方達などを対象とした食材検討会があり
参加させていただきました。

この時期一押しの大阪産(もん)を見るだけでなく、
プロの料理人の手によるお料理の形で試食もさせていただきました。

紹介された商品は
泉州水茄子
八尾若ごぼう
いちじく
泉だこ
舌平目
大阪家鴨

お料理はコース仕立てになっており、中には大阪で行われた料理コンテストで
グランプリに輝いたメニューなどもいただきました。
メニューはこちら。
↓↓↓↓


水茄子のカルパッチョ
オリーブオイルをかけただけのシンプルな水茄子に、やや甘めの
玉葱のソースがとてもよく合います。
シンプルなお料理ですが、素材の味が引き立ちます。
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水茄子のサラダ
サラダに仕立てた水茄子は初体験。それもりんごと一緒に。

フルーツのような甘みの水茄子ならではの一品です。
水茄子は夏のイメージがありますが、最近は加温ハウスでの栽培もされ、
2月上旬から10月下旬ころまで出荷ができるようになったそうです。
とは言え、ハウスの時期は高級食材の一つです.....。

泉だこ
大阪はたこ焼きが有名ですが、たこが特産だとは知りませんでした。
薄切りにして葱とゴマ油をかけただけのとてもシンプルなものなのですが
たこのうま味が全面に出ており、たこの美味しさを改めて感じました。


素材の味がとってもよいのでシンプルな調理でも素晴らしい一品になります。
大阪産(もん)の底力を感じました

舌平目のムニエル
洋食では人気の舌平目。大阪湾ではほぼ全域で漁獲されているのだそうです。
これも驚き。

香ばしい焦がしバターと、柔らかく淡泊な白身の味がベストマッチでした。

八尾若ごぼう

こちらの野菜、泉州水茄子に続く大阪を代表とする野菜にしたい
今一押しの野菜なのだそうです。
まつのでも春の野菜として「葉ごぼう」「若ごぼう」として
何度かご紹介していましたが、今まではなかなか認知が薄い商品でした...。
今回は新しい使い方やヒントを伺うことができました。
今後皆様にご紹介していきたいと思います。
さて、試食は部位を変えての3品。

◆葉っぱの部分はスモークサーモンに巻いて。
◆茎の部分はてんぷら。
◆根に近い部分と根っこはスープに。
普通のごぼうよりもやさしい香りですが、それが逆に食べやすく、
いろいろなお料理にアレンジできる可能性を持った野菜です。

水餃The大阪

大阪産(もん)を使った料理コンテストでグランプリを獲得したメニュー
餡には水茄子が使われています。
また、生地には水茄子と同じ水でそだった海苔を練りこんで、
スープは泉州玉葱と、大阪家鴨からとった出汁を使い
丸ごと大阪を食らう。というもの。
大阪の味が凝縮された一品です

家鴨のローストとスモーク
しっかりとした味わいで存在感があります。
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いちじくのお菓子

大阪はデラウエアの生産が有名で、全国第2位の出荷です。

実はいちじくも岸和田市や藤井寺市などで多く作られています。

やさしい味の白あんがいちじくの香をまとい、更にクリームチーズ
も練りこんであるため、上品でいてコクのあるしっとりとした味わいの
お菓子でした。

普段、品物そのものを見る機会は多いのですが、この様な完成形として
試食させていただく機会は少なく、非常に良い経験をさせていただきました。

また、会の最中のお話から
美味しいものが日本全国から集まる天下の台所
大阪の文化にも触れることができました。
京都とは少し趣の異なる大阪の文化。
八尾の若ごぼうのように、葉、茎、根すべてを料理して丸ごと食べつくす
というような 始末(しまつ)の文化
こういう精神は大阪だけでなく、日本人として大事にしていきたい
と感じました。

今まで知っていた使い方にプラス、新しいヒントも沢山いただき、
これからのメニュー提案に是非活用させていただきたいと思います。

また、まつのは大阪にも拠点があります。今回の検討会の内容を
大阪のスタッフと協力して、全国の皆さんに伝えるきっかけになればと
考えております。

ありがとうございました。



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