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2013年 1月 14日 (月)

八ヶ岳南麓で育った「ヤーコン」の魅力♪

by ジュニア野菜ソムリエERI



私が住む 山梨県北杜市 には、
「八ヶ岳ヤーコン組合」 があり、
ヤーコンの生産から加工に熱心に取り組んでいます。



南米アンデス地方原産の「ヤーコン」
見た目はまるでサツマイモやジャガイモのようですが、
中は真っ白で水分が多く、
梨のようなシャリッとした食感が特徴。

フラクトオリゴ糖が豊富に含まれているので、
甘みたっぷりで腸内環境を整えてくれます。


生産者さんにお聞きしたところ、
ヤーコンの栽培はそれほど大変ではないとのこと。
農薬や化学肥料を使わなくてもしっかり育つし、
シカやサルなどの食害が全く無いそうです。
ただ、夏場の暑さと乾燥を苦手としているので、
水分が不足しないように気をつければ、
夏季でも涼しい北杜の気候はヤーコン栽培に最適なのですね。



さて、今回はヤーコン料理の数々を、ご紹介させていただきます!


ヤーコンサラダ



味噌マヨネーズで和えたサラダは
ユズの爽やかな香りがポイント。
ヤーコンの歯ごたえと甘みを存分に楽しむなら
やはり生で味わうのが一番ですね!
私はいつも千切りサラダにしていますが、
これくらい大きくカットしたほうが良いと思いました。



ヤーコンきんぴら



こちらもヤーコンの定番料理のひとつ。
見た目はゴボウのきんぴらのようですが、
シャキッとした食感が心地よい一品。
甘辛い味が白いご飯にピッタリです!



ヤーコン天ぷら



ヤーコンとニンジン、明日葉を使ったかき揚げ。
天ぷらもヤーコンを美味しく味わえる調理法のひとつで、
素材の甘みがしっかり感じられます。



ヤーコンおこわ



中華風のおこわに小さく切ったヤーコンが入っていて、
おこわのもっちり感とヤーコンのシャキッとした食感が
面白い組み合わせになっています。



ヤーコンアップルパイ



梨のような甘みと食感をもつヤーコンは、
リンゴとの相性が抜群!
アップルパイの中にヤーコン独特の食感が味わえて、
とっても美味しいスイーツになっていました。



ヤーコンゼリー



ぷるっとしたゼリーの中に
歯ごたえのある角切りヤーコンが隠れていて、
面白いデザートになっています。



このようにおかずにもスイーツにも幅広く利用できるヤーコン。
同組合では、様々な加工品の開発にも取り組み、
ヤーコンの認知度&消費量アップに努めています。



ヤーコンを使ったジュース、発泡酒、焼酎、ワイン…
そのほかにもヤーコンジャム、ヤーコン茶などもあるそう。





また、ヤーコンを乾燥させて粉末化することで、
このようなヤーコンパウダーも完成。



通常、ヤーコンそのものは糖度が11度前後だそうですが、
このパウダーは糖度13〜14度。
ヤーコンの甘みが凝縮されたパウダーは、
糖分が多過ぎて湿気を含むと固まってしまいますが、
使い方を工夫すれば
より多くの商品を生み出すことができそうです。



こちらは、組合長を務める 原誠 さん。



市内の生産者さんと連携し、商品開発に取り組む原さん。

「ヤーコンには夢とロマンが詰まっている」

と断言してしまうほど、
ヤーコンを使った地域活性化に情熱を注いでいます。

そんな原さんは、来年の秋、ここ山梨県北杜市で
第10回全国ヤーコンサミット
の開催を目指しています。


サミット開催に向けて、
北杜市で生産されているヤーコンが
この地域内でもっと消費されるようになってほしい…
どうすればヤーコンを美味しく食べてもらえるか、
もっと身近な野菜として普段の食生活に取り入れてもらえるか、
私も一緒に考えていきたいと思います。





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