まつのベジタブルガーデン

東京都今すぐ取り入れよう『緑のあるくらし』家庭菜園のススメ

まつのベジフルサポーターレポート

みなさま、こんにちは。東京都のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ、食育インストラクターの大内優紀枝です。

まつののお野菜は全国の様々な企業で取り扱われていますが、その一つが調布市仙川にあるkohukuSengawa様。先日、こちらでミサワホームイング(株)仙川様とのコラボで、『緑のあるくらし』というイベントを開催致しました。

とても居心地のよいカフェで、

まつのの新鮮なお野菜を使ったサンドイッチとスープ、ドリンクが大変人気です。ふわもちの、ソフトフランスに、まつのの新鮮なお野菜が詰まっていて…思い出しただけで、また食べたくなりました!

さて、今回のテーマである、『緑のあるくらし』の緑とは、家庭菜園で育てた野菜と目で楽しむハーブを指しています。まずは「手軽に楽しむ家庭菜園のススメ」と題して、家庭菜園ダントツ人気No.1のミニトマトのお話からスタートしました。

トマトの魅力は語り尽くせません。それでは、みんなが大好きなトマトはいつから日本では食べられるようになったのでしょうか?
A.トマトはナス科の植物で日本には江戸時代からありましたが、その頃には観賞用でした。食べられるようになったのは明治時代から。

それでは、気になるのが栄養素。一体トマトを食べたらどんな効果が期待できるのでしょう?
A.トマトと言えば、リコピンとβ-カロテン。これらには抗酸化作用、老化防止、消化促進、動脈硬化、胃炎、胃酸過多、血圧効果、肝臓予防、美肌効果(紫外線予防)などの効果が期待できます。その他、ビタミンA、B1、B2、Cが含まれ、トマト1個で一日に必要なビタミン量の半分を得ることができます。

ちょっぴりトマトのお話をしただけですが、トマトを育ててみようかな?と、一歩前へ踏み出していただけけたと思います。そこで、私が過去の体験をもとに、ちょっと変わった家庭菜園の方法をご紹介致しました。プランターを使わずに、土が入っている袋をそのまま利用した手軽な栽培方法です。

【土袋で育てるお手軽家庭菜園】
  (1)土が入った袋を縦にして、下になる方に水捌けが良くなる様に穴を20個あける。(注)画像の黄色の丸はイメージです。
  
(2)苗を土に植えて、水をたっぷりと与える。
(3)トマトを支える菜園棒を立てたらセット完了です。

さて、まだまだ盛り沢山のイベント、次にご紹介したのは「手軽に育てられるハーブ」のお話。ハーブは育てやすく、大変重宝します。我が家の庭もローズマリーやユーカリ、アップルミント、スペアミント、オレンジミント、パイナップルミント、タイム、レモンバジルなどがすくすく育っているので、自宅から持ち込んだハーブの寄せ植えをテーブルにディスプレイしてみました。

実際にハーブに触れて、香りを楽しんでいただいたところで、ハーブのオススメ活用法をご紹介。ユーカリは、一年中楽しめるドライフラワーがオススメ。ローズマリーは香り高く、飾って良し、食べて良し、お料理に添えるだけでもワンランク上の気分を味わうことができます。ミントは主に料理に活用し、テーブルコーディネイトに利用するのも良いでしょう。

ユーカリバージョン

ローズマリーバージョン

実際にご自宅で活用していただきたいので、ご来店の皆様にローズマリーをプレゼント致しました。土を入れたポットにご自身でローズマリーを挿し木し、お持ち帰りいただきました。(ローズマリーポット作りの様子)

少し緊張されていた方も、作業を開始するととても楽しそう!会話も弾んでいました。
こちらが完成したもの。

実際には1ポットに1本が望ましいのですが、お帰りになられたら、別のポットに分けて入れて頂くようご説明し、3本ずつ差し上げました。

【挿し木の手順】
(1)10〜15センチで切る。
(2)下の部分4センチ程、葉を取る。
(3)下の部分の先を軽く削ぐ。
(4)しっかりと水あげをする(水あげとは根になる部分に水に浸けて吸水させること)

それから、ローズマリーの挿し木を育てるのに、失敗しないポイントを3つにまとめてお伝えしました。
【挿し木を育てる3つのポイント】
(1)時期を守る。挿し木をするのは5〜6月、または9〜10月。
(2)土選び
(3)日差し。ローズマリーは日差しが強すぎると、葉が傷んでしまうため、明るい日陰などに植えるとよいです。
以上の3つのポイント、ぜひ皆さんも参考にしてみて下さい。

続いて、当日は野菜ソムリエプロで家庭菜園家の土師智子さんをお招きして、「自分が食べる野菜は自分で作る」をテーマに、家庭菜園を始めたきっかけやこれからのオススメ品目、プランター鉢植え&地植えポイント、 ベビーリーフやサトイモの育て方をどどーんと解説いただきました。

土師さんの野菜の話は止まることを知りません。今日お話を聞かれた方は、野菜を育てるポイントをガッチリ掴んだはずです!たくさんご紹介したいのですが、今日はその中から【サトイモの育て方】をご紹介致します。

(用意するもの)
深さ約30センチの深い植木鉢(培養土の袋で袋栽培も可能)
肥料入りの培養土、鉢底石
(育て方)
(1)鉢底石を入れた植木鉢に培養土を入れます。袋栽培の場合は袋の下片面、2列で10個程度穴を開けます。
(2)植木鉢の淵から10センチ程下まで培養土を入れます。培養土の袋栽培の場合は土を上から10センチ程、別の袋に分けておき、袋の淵をくるくる巻きます。移した土は増し土用に使います。
(3) 5〜6センチの深さの穴を掘り、芽を上にして種芋を入れ、静かに土をかぶせます。植え付けたらたっぷり水やりをしますが、水が溜まると腐るので、水はけも大事。
(4)芽がでるまでは、表面が乾いたら水やりをする(サトイモは乾燥が苦手)。
(5)葉が3〜4枚になったら、5センチ程土を足す。
(6)約1ヶ月後、土を足して、その後は小芋が表面に出てきたら再度土をかぶせる。
(7)10月下旬頃、葉っぱが枯れてきたら収穫です。植木鉢から引き上げてみて下さい。上手に育つと、親芋の周りに小芋が付いています。

土師さんからご参加頂いた皆さまに、サトイモの苗をご提供頂きました。ありがとうございます!

夏の暑い時期、サトイモの葉に水をかけた時にできる水滴は涼しげですね。その他、ここに書ききれないほど、畑のストーリーをたくさん聞かせて下さいました。土師さん、ありがとうございました!

今回、ハーブをたくさん持って来ましたので、最後はハーブとミニトマトを使った家庭で簡単に作れるメニューを提案。ハーブをふんだんに入れたお料理のご紹介です。

【ブルーベリーとオレンジのマリネ】

【トマトとキウイのベジフルサラダ】

【ミニトマトとネギのマリネ】

特に、このレモン風味のミニトマトとネギのマリネが人気でした!

最後はkohukuSengawaの店長様より、ふわもちソフトフランス&新鮮野菜のサンドイッチ「バインミー」をご提供いただき、大変ご好評でした。

ご参加下さった方々に、『緑のあるくらし』を取り入れていただけたら嬉しいです。ご依頼下さったミサワホームイング(株)様、kohoku Sengawa様、ご一緒下さった土師さん、どうもありがとうございました!

まつのベジフルサポーターは野菜や果物を通じて様々な企業と交流を深め、皆様のお役に立てる活動に取り組んでいます。何かお手伝いできることがありましたら、ぜひお気軽にまつのまでお問い合わせ下さい!

東京都のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ、食育インストラクターの大内優紀枝でした。

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