ベジフルサポータージャーナル

福岡県自給自足の田舎暮らしはいかが?

まつのベジフルサポーターレポート

皆さま、こんにちは。福岡県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ、地域おこし協力隊の藤田紫と申します。

始めに私が住んでいる福岡県の小さな集落「等覚寺(とかくじ)」のご紹介をさせて下さい。住民が20人、外灯は3本、郵便ポストも自動販売機もなく、人間よりイノシシの数の方が多い…そんな山の中です。

1千年以上前に山で修行をする僧侶「山伏」達が拓いたこの集落は、今もその末裔の方達が静かに暮らしています。今、眼に映るのは、棚田に揺れる菜の花とレンゲの花、ウグイスのさえずりが山間に響き、賑やかな季節が始まります。そんな等覚寺はまるで桃源郷のような場所です。

さて、自己紹介が遅れました。私は大阪で育ち、東京にも5年ほど住んでいました。そうです、ご存じの方もおられるかもしれませんが、1年半前まで、株式会社まつのの営業担当として約10年勤務し、たくさんのことを学ばせていただきました。

そんな都会育ちの私が、田舎暮らしをしたくて飛び込んだ縁もゆかりもない場所。福岡県の北西部、京都郡苅田町の小さな集落「等覚寺」、この場所との出逢いは、町が、過疎化と高齢化で悩む集落をどうにかしたいとここに住み町おこしをする人を募集した記事を見たことでした。
すぐに現地を訪れた私は、桃源郷のような景色に一目惚れ。「ここなら自分の思い描く田舎暮らしができる」そう思い、町おこしという大それたものではなく、ただ自分の夢を実現させたくて移住を決意し、「地域おこし協力隊」になりました。

地域おこし協力隊とは、総務省の地方創生事業の一環です。主要都市より過疎地へ若者を移住させ、地域を活性化させようという取り組みで、任期は最長3年。その間、住む地域の町おこしに取り組み、並行して3年後の定住するための仕事等生活基盤の準備も行います。

さて、今回は私の生活をお伝えできたらと思います。皆さんは、自分の食べるものをどれだけ自分で作っていますか?自分の食べるものができる過程をどれだけ知っていますか?

私は今、自給自足の生活を目指しています。現在、棚田の「天空農場」で作っているのは米、蕎麦、小麦、野菜、冬野菜は30種類ほど作りました。

味噌、たまり醤油 も手作り。それに、米糀で作った甘酒も。

漬物も野菜をたくさん。味噌漬け、かす漬け、塩漬け、醤油漬け、ラッキョウ、梅干し、豆腐、こんにゃくも手作り。もちろん、こんにゃく芋を掘りに行くところから。

野菜の端境期には、家の周りをウロウロ。足元には、竹の子やふき、葉ワサビ、それにわらび。
八十八夜に積んだお茶、季節の野草ハーブティー、果実のシロップ漬けは、梅、あんず、やまもも、レモン、柚子、野イチゴ…まだまだ。

お肉は、イノシシのお肉。食卓に花が欲しいと思えば、サンダル履きで草花を手折り、一輪挿しに。

地元のお母さん先生に学び、「買う」生活から「作る」生活へ。実際にやってみて思うことはとても手間がかかり、けれども、心がとても豊かになる生活だということ。

この生活の「おすそ分け」を形にしたいと、自宅リビングで週末カフェ「天空カフェ」も始めました。

食べるものを作ることは、景観を守り、景色を創ること。食べるものを作る営みは、文化を守り、つないでいくこと。
 
田舎暮らし初心者ではありますが、半分自給自足の生活をはじめて、そう感じるのです。

大地と人を暮らしでつなぐ…そんな「生きるようにハタラク」毎日をこれからも過ごしていきたいと思います。福岡県苅田町の小さな山ん中「等覚寺」にぜひ遊びに来て下さいね。

福岡県まつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ、地域おこし協力隊の藤田紫でした。

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