まつのベジタブルガーデン

山梨県つながる野菜ソムリエの輪~山梨ツアーへ【後編】

まつのベジフルサポーターレポート

皆さま、こんにちは!東京都のまつのベジフルサポーター・野菜ソムリエプロの増田智子です。

10周年を迎えた野菜ソムリエコミュニティTOKYOの記念イベント第2弾として開催した山梨ツアー。後編、スタートです!

2日目、小鳥の声で目覚める爽やかな朝を迎えました。まずは朝ヨガから…

そして温泉にも入り、プログラム開始です。まずは「サントリー天然水南アルプス白州工場」見学ツアーへ。

南アルプスに降った雨や雪は花崗岩層によってできた天然のろ過装置を20年以上かけてゆっくり浸透し、適度なミネラルを含む天然水となるそうです。冷たく透き通る水は今まで飲んだどの水より美味しく感じました。この美味しい水を作り出すのは、雄大な自然に恵まれた山梨だからこそ!この美味しい水が、野菜や果物を育むのですね。


昼食は『べるが』の敷地内の「サラダボウルkitchen白州べるが」で。前日に収穫体験をした伊藤さんの野菜や地元の野菜がたっぷり使われています。こちらの様子は以前に藤原恵里さんがまつのベジフルサポータージャーナルでご紹介しています。

生産者とのつながりを大切に…【サラダボウルKitchen白州べるが】

午後はいよいよ、このツアーのメインイベント。山梨フルーツの食べ比べです。

フルーツ山梨農業協同組合の星野一雄さんがご指導くださいました。

まずは桃から。日川白鳳、みかさ白鳳、加納岩白桃、早生白鳳。


東京にいたら「山梨の桃」としか表示されず、こんなに多くの種類があることを知らない方も多いでしょう。一つの品種の旬は大変短く、次々とリレーをしていくので、何種類も集めて食べ比べすることはなかなかできません。
山梨の方は硬い桃を皮ごと食べるとお聞きしていました。この早生の白鳳はちょうど硬さが良く、実際試してみるとサクサクとして皮も気にならずおいしい!柔らかい桃ばかり食べている私はカルチャーショック!別の果物かと思うほどでした。こんな食べ方をできるのも、地元ならではですね。もう終盤の日川白鳳も甘くておいしかったのですが、参加者の人気ナンバーワンは加納岩白桃でした。

続いてはさくらんぼの試食タイム。

高砂、佐藤錦、紅秀峰。

コミュニティ山梨代表の利根川浩さんが説明してくれました。

果肉が厚くて味のバランスが良い紅秀峰が一番人気に!私は山梨でこれほどさくらんぼが採れるとは思っていませんでした。山梨県は高低差があり、盆地のくぼみと、山の上では全然気候が違うので、様々な品種の野菜や果物が作れたり、県内で産地を変えながら長い期間出荷できるそうです。豊かな自然、美味しい空気や水があることはもちろん、美味しい農産物を作るのに適した地形や気候もあるのが山梨県なんですね。果物の食べ比べからいろいろなことを学びました。

最後は、わがコミュニティTOKYO代表古川タンセイさんのスムージー講座です。


材料は山梨県産の桃、砂糖不使用の玄米甘酒、ヨーグルト。一口飲むと口の中に甘い香りがいっぱいになりました。こんなに贅沢なスムージーはありませんね。子どもたちも何回もお代わりして飲んでいました。

今回の旅では、多くの方々のご協力のもと、普段はなかなかできない体験をたくさんさせていただきました。たくさんのご縁が生まれ、すっかり山梨の人たちや農産物のファンになりました。

キーワードは「野菜ソムリエ」。野菜ソムリエになり、コミュニティに参加したからこそ生まれたご縁。それぞれ住んでいる地域も職業も違うものの、同じ視点で集まり、会話し、楽しみ、充実した2日間を過ごすことができました。改めて、野菜ソムリエってすごいな!と感じます。

いただいたご縁を大切に、今後も山梨県の方々と一緒に活動ができたり、また産地を訪問できたらいいなと思います。この2日間お世話になりましたコミュニティ山梨のみなさん、企画から準備、当日の運営までしてくださったコミュニティTOKYO役員の皆さん、本当にありがとうございました。

東京都のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエプロの増田智子でした。                               

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