ベジフルサポータージャーナル

和歌山県美味しさも形も色もさまざま!今が旬の中晩柑

野菜・果物品目レポート

皆様、こんにちは。和歌山県のまつのベジフルサポーター&野菜ソムリエプロ&チーズプロフェッショナルの井上宣子(いのうえのりこ)です。フルーツ王国和歌山から、今回は今が旬真っ只中の、中晩柑をご紹介させて頂きます。

中晩柑とは、1~5月頃に収穫される、温州ミカン以外の柑橘類を呼ぶ総称です。今、この時期和歌山ではたくさんの種類の中晩柑が収穫され、全国へと送り出されています。


【しらぬいー不知火】
「柑橘類の王様」と呼ばれているしらぬい。清見タンゴールと中野3号ポンカンを交配して生まれたしらぬいは、ヘタの部分が飛び出している特徴的な形状で、その面白味が親しみやすく、また味も濃厚な旨みで皮が手で簡単に剥けて、じょうのうも柔らかく丸ごと食べられるのも人気の秘訣です。
*「デコポン」は熊本県果実農業協同組合連合会が所有する登録商標です。


【はっさくー八朔】
原産地は広島ですが、和歌山県ははっさくの生産量が日本一で全国の約65%を生産しています。(農林水産省:特産果樹生産出荷実績調査結果H25年度)栽培が始まった江戸時代末期の旧暦で8月1日ころ食べることから、八朔と名付けられたとも言われています。スッキリ爽やかな酸味と上品な香りと甘さ、そしてはっさく特有のほろ苦さが特徴です。この苦み成分は「ナリンギン」というポリフェノールの1種で、抗酸化作用が期待できます。皮もじょうのうも厚めなので、ピーラーなどを使うと剥きやすいです。爽やかな酸味を活かして、サラダのドレッシングに一絞りしたり、果肉を入れてみても美味しく頂けます。


【はっさくのサラダ】
はっさくの絞り汁とオリーブオイル、塩、コショウをボウルに入れてしっかり混ぜ、はっさくドレッシングにし、キレイに皮を剥いた果肉はサラダの素材に。色々な季節のお野菜や、フレッシュチーズによく合います。


【はるか】
一見レモンのような黄色い果皮で酸っぱそうに見えますが、爽やかな甘みがありとってもジューシー。福岡県で日向夏から自然交雑実生(種から育つこと)してできたと言われていて、お尻にリング状の凹凸があるのと、種が多めなところも特徴。日向夏と同様に、白い綿の部分も食べる方が多く、ナイフでスマイルカットしてそのまま食べたり、皮の部分を砂糖漬けにしたり、ジャムにしたり。


【中晩柑のカップライスサラダ】
中晩柑を上1/3をカットして果汁を絞ります。下2/3は実を取り出してくり抜き器にします。絞った果汁とお酢とお砂糖で甘酢をつくり、少し冷やしたごはんに混ぜ合わせ、柑橘酢飯にし、赤ピーマン、キュウリ、アボガド、ほぐした中晩柑の実、粒マスタードを混ぜて、カップにもどします。


【春峰】
通常、柑橘類の品種の研究は国などの機関が行っているのですが、この春峰は和歌山県有田地方の河嶋さんが生み出した民間育種で種苗登録されたという、非常に珍しい生まれです。清見オレンジと水晶文旦から交配してできた品種で、濃厚なコクとさっぱり感のある味。その名のとおり「春」を感じる中晩柑の1つです。


【せとか】
「みかんの大トロ」とも呼ばれ、とっても味が濃厚で、じょうのうがとても薄いのでそのまま食べられます。また、少し小ぶりでみかんのように外皮も薄く、手で簡単に剥いて頂く事ができ、一度食べたら忘れられない味、リピーターが多いと言われる中晩柑。清見×アンコールにマーコットをかけ合わせたもの。「せとか」という名前は育成地長崎の「早崎瀬戸」の「せと」と香からつけられたと言われています。


【レモン】
外国産が多く出回る中、とっても貴重な国産レモン。和歌山県紀の川市にある観音山フルーツガーデン様ではノーワックス、ノー防腐剤のレモンを栽培されています(平成9年には皇室献上されたそう)。収穫前の最低2か月以上は農薬の散布もせず、出荷までの間の約6か月の間は農薬不使用のレモンを提供し、日本産レモンの自給率UPを目指して栽培されています。よく「レモン○個分のビタミンC」などと表記されているように、ビタミンCの代表選手のような果物です。


【簡単レモンシャーベット】
レモン絞り汁 150cc、おろした皮適量、水50cc、砂糖大さじ2、蜂蜜大さじ1、を密閉袋に入れてしっかり振って混ぜ合わせます。冷凍庫にいれて、数時間おきにてでもみほぐし、数回くりかえしたらできあがり。絞ったレモンの皮をカップにしてシャーベットをのせ、皮を飾ります。

さて、このレモン(写真左側)とよく似た色の果物(写真右側)は何でしょう。
【ゴールデンライム】
やわらかい酸味と鋭い香りで肉料理、魚料理、サラダやベトナムなどのエスニック料理によく添えられます。また洋酒との相性がよく、カクテルなどに利用されるライム。12月~5月の間は、そんなライムの中でも少し黄色く色づいたゴールデンライムが頂けます。

酸味はレモンより少し控えめで、ライム果汁をソフトドリンクや炭酸水などで割ってミントをいれると相性抜群。ノンアルコールでもおしゃれな演出をしてくれます。

今の時期が旬の中晩柑ですが、一年中その美味しさを味わえるように、色々な加工品も作られています。今回ご協力頂きました和歌山県紀の川市の観音山フルーツガーデンさんをご紹介させて頂きます。

・観音山フルーツガーデン                                                                                                                                「安心で美味しくなければフルーツでない」をモットーに和歌山県のフルーツを全国に発信されています。農業高齢化が問題となっている今、観音山フルーツガーデン様では、研修生の受け入れや農家民泊など色々な取り組みを行いながら農業創生を目指し、若者たちが力強く頑張っています。
http://www.kannonyama.com/

【のうかかわかす】

砂糖を使わず、和歌山産のフルーツのみを無添加で仕上げたドライフルーツシリーズ。低温で時間をかけてゆっくり乾燥させるので、色、味、香り、風味がフルーツそのままの農家が作ったドライフルーツです。

【バタークリーム】

ゆず、レモン、ライムを一つ一つ丁寧に手作業ですりおろした皮とたっぷりの果汁に、北海道産ビートグラニュー糖と、国産無塩バター、和歌山の産みたて卵などと合わせて作られたバタークリーム。さわやかで豊満な香りと、果汁の甘味と酸味が口のなかでまろやかに広がるフルーツカード。パンと一緒にはもちろん、スコーンに塗ったりヨーグルトに混ぜたり、お菓子作りの材料としても楽しめます。

【ジャム&マーマレード】

とろコクみかん  たおやか レモン
ジャムやマーマレードというより、果肉がゴロっとはいったフルーツソースのようで、一度食べたら忘れられない味。完熟したフルーツを1つ1つ手作業で皮をむいていき、果肉だけにこだわって作られたています。数々のメディアでも注目されて取り上げられたそうです。

【ミルクプリンのフルーツソース添え】
牛乳300cc、砂糖大さじ2、粉ゼラチン5g(大さじ2の水でとかす)を合わせて弱火にかけてとかし、器にいれて冷蔵庫で冷やし固める。とろこくみかんとたおやかレモンをのせる。

「とろこく」シリーズの代表作がこちらの「とろこく絞り」。なんと、そのまま食べても美味しいとされるA級品のみかんだけを使った、100%の無添加ジュース。ひとつづつ皮をむいて作っているので、苦み成分も入らず、手作業で瓶詰めされています。

【みかん農園サイダー】

みかん果汁が51%も入ったみかんサイダー。そのまま飲んでも美味しいですが、その果汁と炭酸の素晴らしいマリアージュを活かして、中晩柑色々をカップに盛、みかんサイダーを注いでアイスをのせると、サングリア風パフェの出来上がりです。

私の住む和歌山県は、南海トラフの大地震が近年にくるかもしれないと言われている地域。地震が来た時に備えて、避難バックを準備していますが、その中にはお水や乾パンなどはもちろん入っていますが、震災の時には乾パンや配給のおにぎりなど、どうしても炭水化物が中心になってしまいがちです。このようなフルーツ加工品を上手にストックしておくことで、いざというときのビタミン補給にも役立てるのではないかなと思いました。

和歌山から今が旬、中晩柑の色々を 野菜ソムリエプロ&チーズプロフェッショナルの井上宣子がお伝えしました。

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