まつのベジタブルガーデン

栃木県夏の疲れを落とそう!デトックススムージーのススメ

まつのベジフルサポーターレポート

みなさん、こんにちは。栃木県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ、ケトジェニックダイエットアドバイザーの黄千純(ふぁんちょんすん)です。

夏が終わり、秋の雰囲気が感じられるこの時期。実は、この時期に夏の疲れをしっかり落とすことが大切です。家の中の掃除に例えると、毎日きちんと片付けて掃除をすることで常にきれいな状態を保てますよね。それと同じで、体の疲れも溜めずに毎日しっかりメンテナンスすることが大切!夏物から秋物への衣類の衣替えのように、季節の変わり目に夏の疲れをしっかり取っていきましょう。


今日はデトックススムージーを紹介します。なぜ、料理ではなくてスムージーなのか。それは、スムージーが固体ではなく液体であることがポイントです。ここ数年流行しているジュースクレンズやファスティングなど、それぞれやり方は違いますが、どれも目的はデトックス(毒素を排出)。実はこれらには共通点が1つあり、それは『固形物を食べない』ということ。つまりは、スムージーやジュースなどの液体を飲むことです。

なぜ、液体なのか。それは胃や腸などの消化器官への負担を減らせるからです。食べ物は通常口の中で細かく砕かれ、食道を通って胃で消化されますが、胃での滞留時間が短い方が良いと言われています。例えば脂っこい料理を食べた時に生じる胃もたれは、脂質が胃での滞留時間が最も長いことが原因です。果物は、品目によって異なりますが、胃の中の滞留時間はおおよそ20〜30分。野菜で1〜2時間です。

果物や野菜には酵素が含まれていて、この消化酵素がポイントです。酵素は1日の生産量が決まっていて、余った酵素が代謝に使われます。食べ物の消化活動に酵素をあまり使わなければ、その分、代謝に使われてるので体に優しいと言えます。

腸内デトックス、りんご・ほうれん草・しその葉スムージー

ほうれん草…40g
りんご…100g
しその葉…2〜3枚
水…100ml ※水を多くするとサラっとします

りんごにはビフィズス因子というビフィズス菌を増やす成分が備わっています。ビフィズス菌を増やすことで腸内環境が整えられ、デトックスにつながります。ほうれん草は鉄分、カロテン、ビタミンなどが豊富に含まれています。さらに、根元にあるピンクの部分には、骨の形成を助けるマンガンが含まれており、骨粗鬆症などに効果があります。スムージーにはぜひ根元の部分も使ってみてください。

また、しその葉に含まれる特有の香り成分「ペリルアルデヒド」には殺菌作用があり、漢方では風邪の特効薬としても有名です。季節の変わり目に風邪をひかないためにも、ぜひ飲んでほしい一杯です。

トマト・にんじん・バナナのアンチエイジングスムージー

にんじん…20g
トマト…100g
バナナ…60g ※小さめ1本分
水…100ml ※増やすとサラッとします


抗酸化作用の高いリコピン、カロテンを多く含み、ペクチンで整腸作用もバッチリです。カリウムが余分な塩分を排出してくれるので総合的にデトックス効果が高い1杯です。

『トマトが赤くなると医者が青くなる』というくらい栄養素をバランス良く含んだトマト。トマトの赤い成分「リコピン」には強い抗酸化作用があり、動脈硬化予防も期待できます。夏の紫外線で疲れた肌のシミやくすみを抑える効果も抜群。まさに美肌を目指す方にぴったりです。

血管デトックス!アボカド・キウイ・レモンスムージー

キウイ…50g
アボカド…30g
レモン汁…小さじ1杯程度
牛乳…140ml ※増やすとサラッとします

アボカドの脂質は不飽和脂肪酸なので、悪玉コレステロール値を下げる効果が期待できます。まさに血管デトックスですね。アボカドには食物繊維もたくさん含まれているので、整腸作用にも効果大。キウイの種にはクエルシトリンとケンフェノールというポリフェノールが含まれていて、抗酸化作用はもちろんのこと、抗炎症作用、免疫力アップなどの効果が期待できます。

キウイやレモンのビタミンCは美肌効果はもちろんですが、多量に摂取することで免疫力が高まり、強い抗酸化作用と合わせて、風邪や感染症の予防効果も期待できます。このジュースは意外な組み合わせですが、牛乳を使っているのでとても飲みやすい味わいです。キウイは甘い完熟のものよりは固くて酸っぱいものを、またレモン汁を増やせばよりスッキリして飲みやすくなります。キウイは皮にも栄養が含まれているので、気にならないかたは皮ごとミキサーにかけてください。

キャベジン効果に期待!キャベツ・ブルーベリー・レモンスムージー

ブルーベリー…80g
キャベツ…60g
レモン汁…小さじ1杯程度
水…120ml ※増やすとサラッとします

たっぷりのレモン果汁で朝からシャキッとできる一杯です。キャベツに豊富に含まれるビタミンUは、別名「キャベジン」といって胃腸の粘膜や肝機能を正常に保つ効果があります。二日酔いやストレスからの胃痛などにも効果があります。「キャベジン」というと薬を思い出しませんか?薬の名前に使われるくらい、キャベツと言えばビタミンU(キャベジン)なのです。

夏の疲れは確実に、胃腸にもきています。ビタミンU(キャベジン)は、水溶性のものなので生のまま食べることをおすすめします。紫キャベツにはアントシアニンというポリフェノールの一種もたくさん含まれているので、強い抗酸化力とアンチエイジング効果が期待できます。

セロリが香るレモン・しその葉・ヨーグルトスムージー

セロリ…50g
ヨーグルト…60g
しその葉…2,3枚
レモン汁…小さじ1杯程度
牛乳…120ml ※増やすとサラッとします

セロリは昔から万能薬と言われて来ました。ビタミンB,C,Eなどをバランスよく含んでいるので、抗酸化力アップにつながります。紫外線やストレスで疲れたお肌に効果を発揮します。また、カリウムも豊富。100gあたりの数値はキュウリやスイカの倍以上と言われています。カリウムは、塩分の排出を助け、血圧を下げる効果もあるそうです。

そして、セロリの独特な香り成分「アビオイル」は口の中をサッパリさせたり、「アピイン」と「セネリン」には精神を落ち着かせてくれる効果が期待できます。朝からごはんをしっかり食べられないという方でも、少しのジュースを飲むことで頭がスッキリしたり、胃腸などの不快感も和らげることができます。

今日ご紹介したスムージーは、体のメンテナンスの一杯としておすすめです。季節の変わり目だからこそ、疲れを持ち越さないよう、スムージーを使って効率良く野菜・果物を摂りましょう。野菜・果物の栄養たっぷりスムージーで体の中からデトックス!野菜・果物に本来含まれている酵素のおかげで、体の内側からすっきりしますよ。

栃木県のまつのベジフルサポーター、野菜ソムリエ、ケトジェニックダイエットアドバイザーの黄千純でした。

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